ハーブの一種であるオレガノ。日本ではまださほどメジャーではないオレガノ医療にも使用する国もあるほどの凄い効能あるオレガノについて今回はご紹介したいと思います。
ハーブティーとしても沢山の方に飲まれているハーブですので、せっかくですからお茶として美味しく淹れられる方法もご紹介しつつ、その他使い方や適切な保存方法もご紹介します!
驚く有能なオレガノの効能!美味しくなるお茶の淹れ方!
オレガノどんなハーブかご存知でしょうか。オレガノはヨーロッパ地中海沿岸付近が原産国でシソ科、ハナハッカ属のハーブでワイルドマジョラムとも呼ばれている多年草です。
草丈が30から60㎝ほどに成長して6月~9月ごろに可愛いあわ~いピンク色の花を咲かせます。ちなみに花言葉は「財産」「輝き」「富」「自然の恵み」「あなたの苦痛を除きます」などがあるそうです。
ヨーロッパでは古くから料理だけではなく、薬として用いたり、結婚式での祈りの際や死者の魂への祈りにオレガノを捧げたりと儀式に使われてきたハーブです。
花言葉の中の一つである「あなたの苦痛を除きます」とい名の由来にはこれからご紹介する効能に由来するといわれてます。
オレガノの効能
オレガノは医療にも使われれるメディカルハーブの1つで、何と言っても一番の効能は抗菌、殺菌作用です。その抗菌作用は医学的にも認められていて、その効能ゆえに「天然の抗生物質」とも呼ばれるほどです。
ですから、風邪の予防や感染症予防にも効果が期待出来るといわれており、その他にも消火器系の不調の緩和にも期待できます。さらには強壮作用もあるといわれいます。
一般的にいわれている、オレガノの効能は本当にたくさんあるので、まずは挙げてみたいと思います。
- 抗菌作用
- 抗真菌作用
- 抗ウイルス作用
- 抗炎症作用
- 殺菌作用
- 鎮静作用
- 鎮痛作用
- 消化促進作用
- 強肝作用
- 神経作用
- 組織再生作用
- 強壮作用
- 抗酸化作用
こうして列挙してみるとほんとにたくさんの効能がありますよね。抗酸作用による「風邪予防」「食中毒の予防」消化促進作用により「胃腸の不調緩和」など、身体の中への効能が期待出来ます。
そして強壮作用により「疲労回復」鎮静作用により「心の安定」、抗菌作用により傷などの治癒の手助けをしてくれるだけでなく、アンチエイジングにも効果が期待出来ます。
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オレガノをまずはお茶で!
このような様々な効能があるなら日常に取り入れないのは勿体ない気すらします。オレガノはハーブですから色々な使い方がりますが、一番お手軽なのはお茶で頂く事ではないでしょうか。
オレガノの香りは乾燥をさせた方が強くなるという特徴もありますが、乾燥してある茶葉を使って淹れたほうが成分も沢山抽出出来るので乾燥茶葉を使用してオレガノティーを摂る方がおススメです。
もし、生の新鮮なオレガノを使う場合は細かく刻んでから淹れると、そのまま淹れるよりはオレガノの効能をより摂り入れる事が出来るので、刻んでから淹れてください。
乾燥茶葉を使う場合は、お好みにもよりますが、一般的にはカップ2杯~3杯に対して大さじ一杯の茶葉を使うのが目安とされています。茶葉にお湯を注いで3分程蒸らしてからお召し上がりください。
お茶がより美味しいくなるポイントとして、お湯はしっかりと熱湯を使用してください。そしてもう一つのポイントは茶葉をティーポットに入れる前に少し揉み込んでからお湯を注ぐのがポイントです。
そうする事によってお茶の香りが高くなるので、是非軽く揉みこむ、このひと手間を加えてみてください。オレガノティーはどことなくミントに似た香りで少し苦味も有りながらさっぱりとした喉ごしです。
6月~7月の花が咲き始めの頃に収穫された葉が一番香りが良いといわれていますので、もしガーデニングなどでオレガノを育てている方はその時期の葉でお茶を楽しむのが一番おススメですよ(*^^*)
オレガノの副作用
オレガノの大きな副作用は報告されていませんが、妊娠中の方や授乳中の方は避けた方が良いと思います。はっきりしたエビデンスがはまだありませんが、妊娠中の方が飲んでも大丈夫かは不確かです。
生理を誘発する作用があるかもしてないとの情報もありますので、妊婦さんに対しての安全が確認されていない以上避けた方がいいでしょう。そしてオレガノはシソ科の植物なので、シソ科アレルギーの方も気を付けてください。
保存方法は?!
ガーデニングでオレガノを!
オレガノを育てるのに手間があまりかからず育てられるので、ガーデニングで人気のハーブです。湿気には弱いので、湿度に気を付け日当たりの良く風通しのよい場所で育ててあげる事が理想です。
オレガノはとても生育旺盛で、ぐんぐんと育つので株が混み合ってしまって、そのせいで蒸れてオレガノの苦手な湿度の高い状態になってしまうので株同士が窮屈そうになったら定期的に間引きしてあげましょう。
それさえ気をつけてあげれば「育ち過ぎて困ってしまう~(>_<)」なんていう話も耳にする事もあるハーブです。たくさんオレガノを収穫出来た場合はドライオレガノを作ってみてはいかがでしょうか。。
ドライオレガノとして保存しておけば、お茶としてもスパイスとして料理時にも使えて、たくさん育ったオレガノをそのまま枯らしてしまうなんて事も少なくなるので、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか!
参考:みんなの趣味の園芸
乾燥させることで長期保存
ドライオレガノの作り方はとても簡単です。まず、出来れば天気予報で晴天が続きそうな日にオレガノを摘みます。摘んだオレガノは水洗いでしっかり汚れを取り、その後クッキングペーパー等を使い水気をふき取ります。
その後、風通しの良い、直射日光の当たらない場所で日陰干しにして自然乾燥をさせます。オレガノは元から水分の多いハーブでは無いので雨さえ降らなければ数日でパリパリに乾燥します。
パリパリに乾燥したら完成です。ジップロック等に移し替えて袋の上からお好みの細かさになるまで軽く揉み込めば完成です!保存方法はガラスピンなどしっかりと密封出来、あれば乾燥剤も一緒に入れて保存しましょう。
もしたくさんドライオレガノを作った場合などは冷凍保存も可能です。冷凍保存する場合もジップロックなどに入れてしっかりと空気を抜いてから冷凍しましょう。
ちなみに冷凍保存も可能とお伝えしましたが、冷凍保存したドライオレガノを使用する際は、やはりどうしても作り立ての時よりは香りは落ちてしまう事は覚えておきましょう。
もう一つレンジを使った、もっとお手軽なドライオレガノを作る方法もご紹介したいと思います。お皿にクッキングペーパーを敷き、その上にオレガノを乗せ広げ、電子レンジで約3分~5分程(600wの場合)チンします。
この時、チンし過ぎると焦げてうのでやり過ぎ注意です!レンジで適度に水分が飛び乾燥した状態にしてから、茎を軽くしごくようにすると綺麗にオレガノの葉の部分が取れて茎と葉を分ける事が出来ますよ。
オレガノの使い方は色々!
スパイスとして
ドライオレガノを作ったらお茶だけでなくお料理にも使いましょう!オレガノはハーブの中でも香りが高いハーブで風味もよく苦味をある為、イタリア料理によくスパイスとして使われます。
万能ハーブとされていますが、特にトマトやチーズに相性が良いので、使い方に迷った時はいつものトマト料理にプラスしてみたり、トマトを使ったサラダにプラスしてもいつもと違った味わいになると思いすよ。
使い方次第では料理のレパートリーも増えるのではないでしょうか!
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参考:S&B
アロマオイルとして
オレガノはアロマオイルとしても使われています。エッセンシャルオイルのオレガノは清涼感が強めの香りにが特徴のアロマオイルとして市販されています。
ですが、これは個人的な感想ですが、精油のオレガノはどのメーカーの香りもエッセンシャルオイルやハーブの香りの印象が違うなぁと感じました。
精油の状態になったオレガノはハーブの時の香りよりもスパイシーさが強く感じで、ミントよりというよりブラックペッパーよりの香り感じどことなく漢方ぽい香りに感じました(^_^.)
ですから、オレガノのアロマを楽しみたいと思った時、どちらかというとミントのような爽やかさを求めて楽しみたい場合はエッセンシャルオイルのオレガノの、スパイシーな香りで落ち着きたい方は精油がおススメです。
私は時々アロマセラピーを受けてリラックスをする事があるのですが、考えてみたらオレガノの精油を使って頂いた事が無い事に気が付き、私が時々お世話になっているアロマセラピーの先生にお伺いしてみました。
オレガノの精油は、アロマセラピーではどのように使われているのかを。するとアロマセラピーの中でオレガノの精油は使われる事があまり少ないそうです。
理由は皮膚刺激が高く、神経や肝臓に対して負担がかかる恐れのあるフェノールという成分の含有量が高いのだそうです。だから使ってはいけないという事ではなく、扱いが難しいい為です。
その為、施術の際にはどうしても扱いやすい他の種類の精油を使う事が多くなるという事であったり施術の際にはオレガノは使い方に注意必要なのだそうです。
ですから、オレガノの精油の香りがお好きで、もし精油をしようしてご自分でマッサージ等を行いたい場合は販売元の用法用量、希釈濃度をしっかり守ってくださいね!
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まとめ
- オレガノは抗菌作用の効能が代表的
- お茶にする場合乾燥茶葉の方が香りも豊でおススメ
- スパイス、お茶、アロマの等、オレガノの使い方は豊富
- 乾燥させて保存、冷凍保存でさらに長期保存可能
- アロマオイルとしても楽しめます
今回はオレガノについてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?様々な効能あるハーブで驚かれた方もいるのではないでしょうか。オレガノはまだまだ日本人には使用頻度の低いハーブかもしれません。
料理に使うハーブといえばバジルの方がメジャーですよね。バジルはガーデニングで育てる際に虫との闘いで苦戦する方が多いのではないでしょうか。私もその一人です(;’∀’)
その点オレガノはバジルよりは育てやすく、使い方はバジルと似ていますので、香りに少しくせのあるハーブが好きな方や効能に興味を持たれた方はオレガノを育ててみるのもおススメですよ(⋈◍>◡<◍)。✧♡