乾燥する季節になるとお肌だけでなく唇の乾燥も気になりますよね。冬に限らず年中、唇がカサカサしているという方も多いでしょう。そしてついつい唇の皮をむいてしまう癖がある人がいます。
その行為は唇にはとてもよくありません。その癖をなおすためにも、唇がかさつく理由とつい皮をむいてしまう深層心理をしっかり知ることで唇の皮をむく癖を少しでも改善へとつなげましましょう。
なぜ唇の皮がカサカサになる?
唇がカサカサになる理由
唇の顔をむく深層心理を知る前にそもそも、どうして唇がカサカサしていまうのかを簡単に説明したいと思います。唇にはお肌と違って汗腺も皮脂腺もありません。
外的刺激から守るバリア機能もなく粘膜にとても近い構造になっていて、顔の中でも意外と1,2を争うデリケートなパーツです。ですから空気が乾燥していたり、唇をよく動かすことによる摩擦でもカサカサになりやすいのです。
それから食事も大切です。食生活が乱れていて胃腸が疲れていると唇がカサカサしたり荒れる原因になることがあります。胃腸機能の低下は食事だけでなくストレスからも胃腸機能低下を招きます。
なのでストレスが原因で唇が荒れてしまう可能性もあります。さらに、普段使用しているリップが合っていない可能性もあります。最近流行っているティントリップは落ちにくく便利なのですが、唇が荒れやすいものも多いです。
色を落ちにくくさせる成分やUVカットの成分が唇の負担になりやすい成分だったりする事が多いので、どうしても荒れやすかったりするので、これを付けるといつもカサカサする気がするなぁというものがあれば合わない可能があるので使用を控えてみましょう。
リップクリームも同様です。リップクリームにもUVカット成分が配合されているものもあり、唇の荒れを治すために塗っているリップクリームが余計に荒れを引き起こしている場合があります。
普段リップクリームを購入する時に成分表まで見て買ってない!って方は多いと思いますが、出来るだけ不必要に成分が含まれていないものを選ぶことも大切です。
余分な成分が入っていないリップクリームをこまめに塗ることで、軽い乾燥ならばある程度は改善されることが多いです。
唇の乾燥を早く治す方法を知りたい方はこちらをご覧ください。
避けるべき動作
そして唇をプルプルに保つためにはやめた方が良い動作があります。一つめは「唇をなめる」ことです。普段からなめる癖がある人だったり、乾燥していると乾燥が気にって何度もなめてしまう事ってよくあるのではないでしょうか。
ついついなめてしまうことは、自分でさらに乾燥を悪化させてしまう行為なのでやめましょう。そして他に避けるべき動作は「唇をこすること」「唇の皮むくこと」です。
これはつい無意識にやってしまっている人が多いので自分では気づいていない人もいるかもしれません。唇の乾燥に悩んでいる方はれらの行為を無意識にしていないか、一度意識してみてください。
もしやっていると気づいたら唇の乾燥の悪循環に陥る前にやめましょう!
関連記事:乾燥肌対策、ボディシャンプーの体への影響!敏感肌へのボディクリーム効果!
関連記事:ボディケアは毎日欠かさないで!さらに効果的にするには?!オイルケアの効果的な順番は!
唇の皮をむく癖には深層心理が隠されてる?!
唇の皮をむく癖がある人はもしかしたら「皮膚むしり症」という病気かもしれません。これまでは「強迫性皮膚摘み取り症」と呼ばれるたりもしていましたが正式病名は「皮膚むしり症」と言います。
この病気には5年前まで正式な病名がありませんでした。なので唇の皮をむく癖や、爪先の白い部分を噛むくせ、指の皮をむく癖がある症状の方を精神科では「身体表現性障害」と呼ばれたり皮膚科では「人工皮膚炎」と呼ばれていました。
2013年に米国精神医学会の公式診断基準DS-5で「スキンピッキング」日本語では「皮膚むしり症」と命名されました。自傷癖の一つでもありますが、大まかなグループわけにおいては強迫性障害と同じ分類となっています。
この皮膚むしり症の主な症状は自分の身体の皮膚をむしったり、ひっかいたりする行動を繰り返し、自分ではやめたくてもやめられたい、むしりたい衝動を抑えられない症状です。
皮膚をむしる癖の原因は、ストレス、不安、欲求不満、などが原因といわれて、この症状をもつ者の内の4分の3以上が女性なんだそうです。皮膚むしり症といっても重度の方もいれば軽度の方もいます。
心理的負担や癖の重症度にもよりますが、軽度の場合はストレス発散を積極的に行うことは唇の皮をむく癖を治す効果が期待できます。もしくは、物理的に唇の皮をむけなくするために自宅にいる時は手袋をしてみるという対策もおすすめです。
もし今あなたが何か心理的に不安を抱えているなら、一人で悩み事を抱えず誰か信頼できる友人や家族などに悩みを聞いてもらって心を少しでも軽くすることも良いかもしれません。
それから、自分がいつ、どんな心理状態の時に唇の皮をむいてしまうのか、今まで自分では無意識にやってしまっているタイミングを知ることも予防への第一歩になります。
そして、その上で唇の皮をむく癖をまたやってしまったぁと思った時に、そのむいてしまった皮をあえて取っておくのです。一日に何度も行ってしまった時に一日にどれだけ皮をむいてしまったかを目で確認できると抑止力になる場合があるそうです。
唇の皮を繰り返しむいてしまっていると角質はどんどん固くなりますし、刺激により唇に色素沈着していまう場合もありますし、乾燥も繰り返し続け治らない悪循環に陥ってしまいます。
決して良い事は何もありませんから、まずは対処法として少しずつでもご自分が出来ることから改善出来るようにチャレンジしてみてはいかかでしょうか。
関連記事:セロトニンを増やすのに一番効果的な食べ物は!漢方でも増やす事が出来る⁈
関連記事:ティントリップの危険は日本製はどうなの?ティントリップの塗り方のコツ!
まとめ
- 乾燥
- リップの成分があっていない
- 唇をこすっている
- 唇をなめている
- 唇の皮をむく癖はストレスや不安が原因の可能性
唇の皮をむく癖の深層心理には心の負担が深く関わっている可能性があります。ですから、その癖が気になっていてご自分で対処しづらいストレスなどを抱えている場合は自分一人で解決しようとせずに専門家の力をお借りする事も大切だと思います。
通常の乾燥に関してはリップクリームにもメーカーによっては合う合わないがるのでご自分に合ったリップクリームをみつけて、強くこすらないように優しくこまめに塗ってあげましょう(⋈◍>◡<◍)。✧♡