お砂糖といっても沢山の種類がありますよね。その中でも栄養価が高いと言われている黒糖。そういわれる理由や、お肌に良いといわれる黒糖の効果効能をご紹介します!
それと黒糖は赤ちゃんは口にしてはダメな理由もご説明したいと思います!
黒糖の効能効果!お肌にはどういいのか!
お砂糖は黒糖だけだはなくいろいろな種類がありますよね。上白糖や三温糖やケーキ等を作る時によく使うグラニュー糖など。しかし日本で一番使用されている上白糖は海外ではあまり使われていないそうです。
世界で砂糖といえばグラニュー糖を指すことがほどんどだぞうです。そんないろんな種類のある砂糖の大きな違いは精製方法にあります。グラニュー糖や上白糖などの砂糖は不純物を取り除く製法なのです。
サトウキビの絞り汁を煮詰めて、さらに不純物を取り除く過程を何度も繰り返し、糖度が98度にまで高めて作られいます。ですからその過程で栄養素も一緒に取り除かれてしまっているそうです。
白砂糖は塩酸などの化学薬品をつかって白く漂白しているので白くキレイですがその漂白のせいでさらに良い要素が失われてしまっています。
しかし、今回ご紹介する「黒糖」はサトウキビの絞り汁を煮詰めてから、精製を行わないので栄養がそのまま残っているのです。ですから砂糖では取り除かれてしまっている「糖蜜・モラセス」を含んでいます。
この糖蜜が取り除かれていないので、通常の砂糖は糖度98度ですが、黒糖は85度と少し糖度が低くなります。ですが栄養価は高いのです。では栄養価と効能を見てみましょう。
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黒糖の効能・栄養
黒糖の効能・アルカリ性
人間の身体は基本的には弱アルカリ性を維持しようとする機能が備わっています。ですが白砂糖やお肉など酸性食品を摂取することにより身体は酸性に傾きます。
その酸性に傾いてしまった体内をアルカリ性に戻そうと体内にあるミネラルやカルシウムが消費されてしまします。カルシムが不足すると、ご存知のとおり骨が弱くってしまいます。
そればかりではなく、こころが不安定になったり、精神的にもイライラしたりもしやすくなります。だからといってアルカリ性の身体でいた方が良いわけではありません。
体内のバランスを取って弱アルカリ性でいる事がのぞましいのですが、現在私たちの周りには酸性食品の方がかなり多く、どうしても酸性に傾きがちになってしまっています。
ですから、まず出来る事として白砂糖を黒砂糖に代えてアルカリ性食品をとるようにするのは簡単で良い方法だと思います。
黒糖の効能・美肌に
黒糖は美肌に有効なビタミンB群、アミノ酸、鉄、ポリフェノールなどが豊富に含まれています。これらは血行不良を改善して新陳代謝をよくしてくれます。
なので酸素や栄養素を身体の隅々までしっかり運んでくれます。特にビタミンB2は皮膚粘膜を保護してくれたり、肌荒れを防いでくれたり、細胞を修復してくれる働きをします。
それから亜鉛も新しい細胞を作る働きがあるので綺麗なお肌になるためには欠かせない栄養素です。
黒糖の効能・腸内環境整える・免疫力アップ
黒糖には甜菜(甜菜)に含まれる天然のオリゴ糖ラフィノースが含まれています。そのラフィノースは腸内の善玉菌のエサとなり善玉菌を増やしてくれ腸内環境を整えてくれる期待ができます。
便秘がちな人はもちろん、体内の免疫機能の70%を占めているといわれている腸内環境を整えることで免疫機能がアップする期待ができ、お肌のトラブルやアレルギーの改善にも期待できます。
黒糖の効能・疲労回復
黒糖は主成分はブドウ糖です。しかし上白糖と比べてみても吸収力が断然良いため脳の疲労回復の効能効果に期待できます。さらに脳だけではなく肉体の疲労回復の手助けもしてくれます。
身体には疲労が増して回復する時グリコーゲンが必要になるのですが、普段は筋肉や肝臓に貯蔵されています。そしていざとなった時にその貯蔵庫からスムーズにエネルギーに変えるにはオクタコサノールが必要なんです。
そのオクタコサノールも黒糖には含まれているのです。ですから脳の疲労回復と身体の疲労回復にもおすすめです。
黒糖の効能・貧血予防
黒糖は鉄分も豊富なんです。上白糖は100gあたり0.1㎎なのですが、黒糖は100gあたり4.7㎎と4倍以上含まれています。鉄分不足は貧血だけでなく、疲れやすくなったりもします。
もし最近疲れやすいなぁと思うは意外と鉄が不足してるかもしれませんね。
黒糖の効能・肥満予防
黒糖は他の砂糖と比べるとGI値が低い砂糖です。GI値とは、グリセミック・インデックスの略で炭水化物が体内で糖の最小単位であるブドウ糖に分解されてから、血糖値が上昇するスピードを測ったものです。
血糖値が急上昇するという事は、血中に糖分が大量に流れ込むという事です。その血液中の余分な糖分をインスリンというホルモンが糖分をエネルギーに変えて血糖値を下げようとしてくれます。
しかしエネルギーにしきれなく、余った糖分は全部脂肪として身体にたくわえられてしまいます。つまり、血糖値を急上昇させることは太りやすくなる身体になりやすいという事です。
普段から低GI値の食品を摂取することをこころがける事は大事ですね。低GI値を意識して食事をすればダイエットにもうまくつなげられると思いますよ!
《GI値》
- 黒糖99
- 三温糖108
- 上白糖109
- グラニュー糖110
参考:管理栄養士監修スキンケア大学
黒糖の効能をふまえた、お肌のためにもおススメ使用法!
《冷え性改善に紅茶にプラス》
■紅茶を飲むときに黒糖とすりおろしたショウガをプラスして飲むだけです。体温も上昇しますし、基礎代謝もアップしてくれますし、お通じにも効果が期待出来ます。この3点は美肌になるには必要な条件です!
《黒糖パック》
■黒糖と水を1:1の割合でお鍋に入れて弱火で煮詰めていきます。軽くとろみがでたら火からおろし、冷めるまでまちます。
洗顔後清潔なお肌の上に均一になるようにぬります。5分ほどそのまま置きあとは洗い流せば良いだけです。デコルテや手をやるのもおススメです!
黒糖は保水力が高く水分を角質に取り込んでくれ、コラーゲンやエラスチンを作り出してくれる繊維芽細胞を活性化させてくれます。ですからパック後はお肌がやわらかく、しっとりしたお肌になります。
※体質によりますので必ずパッチテストをしてから行いください。
黒糖を赤ちゃんが食べちゃダメな理由
赤ちゃんにハチミツを食べさせてはいけないことは、わりと知られていることではないでしょうか。しかし黒糖もダメたという事はおどろきですよね。さっそく赤ちゃんが食べちゃダメな理由を調べてみました。
黒糖を赤ちゃんが食べちゃダメな理由
結論からお話すればはちみつと同じボツリヌス菌が理由でした。サトウキビを黒糖にする工程の間にボツリヌス菌の芽胞が含まれてしまう可能性があるんだそうです。
間違って食べてしまった場合はボツリヌス症にかかってしまう可能性があるそうです。ボツリヌス症とは、ボツリヌス菌の芽胞が体内に入り腸内で発芽して毒素をだします。
1歳未満の赤ちゃんはまだ消化器官や腸内細菌環境が未発達なので乳児ボツリヌス症になってしまうようです。ですから1歳未満の赤ちゃんには食べさせないように気を付けましょう。
妊婦さんや授乳中のママさんは食べても大丈夫かも気になるところでしょうが、大人ならはちみつと同様黒糖からでもボツリヌス菌が体内に侵入しても腸内環境が整っているので心配する必要はないようです。
他にもボツリヌス菌の芽胞が含まれるかもしれない食品を調べてみました。
- はちみつ
- 黒糖
- 野菜ジュース
- コーンシロップ
上記のものは危険性があるようなので赤ちゃんには食べさせないようにしましょう。
参考:厚生労働省
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まとめ
- アルカリ性の食品である
- 美肌
- 腸内環境を整える・免疫力アップ
- 疲労回復
- 貧血予防
- 肥満予防・ダイエット
黒糖にはさまざまな効能があることが分かりました。まずは今のお砂糖使ってるお砂糖を黒糖に変えてみてはどうでしょうか?私は煮物などにも黒糖を使用していますが少し黒糖ならでは味付けにしてしまいます。
ですから、お料理すべてを黒糖に変えるのではなくて紅茶やホットミルクに入れてみたりと飲み物から取り入れるのがおすすめです。ぜひ黒糖パックもお試しください(⋈◍>◡<◍)。✧♡