ローズヒップと聞けば大半の人はローズヒップティーやローズヒップオイルを思い浮かべるのではないでしょか。ローズヒップティーもローズヒップオイルも良いのですが、じつは「実」に一番栄養価があるのです。
今回はそんなローズヒップのお茶やオイルだけではなく、ローズヒップの実をそのまま食べた方が良い理由や効能、体脂肪の減少に効果があるのかをご紹介したいと思います。
ローズヒップの効能とローズヒップの実をそのまま食べた方がいい理由!
ローズヒップの効能と栄養素
ローズヒップとは南米のチリ・アンデス原産で、ドッグローズという野バラの実なんです。バラ科バラ属の植物でパラの実です。ピンクや白の綺麗で可愛い花を咲かせ、散った後に赤い実をつけます。
原産地のチリでは「若返りの妙薬」と昔からしたしまれていますし、ヨーロッパでは熟した実を乾燥視させてお茶として愛飲されています。ローズヒップの実は栄養が豊富で美容やアンチエイジングの効能にも期待されています。
まずはローズヒップのさまざまな栄養素を!
ローズヒップの効能と栄養素:ビタミンC
ローズヒップにはビタミンCがとても多く含まれていて、レモンの20倍以上ものビタミンCがあり「ビタミンCの宝庫」とも呼ばれて居るほどです。
ビタミンCの最も期待できる効能は強力な抗酸化作用です。いや~(*_*)なシミの元になる活性酸素をおさえてくれます。それからメラニン色素を生成する酵素のチロシナーゼの働きも鈍くしてくれます。
さらには、ビタミンCはコラーゲン生成には欠かせない成分ですし、ストレスを緩和しててくれる効果まで期待できるんですよ(^O^)!!なんど凄い働きをしてくれるビタミンCですよね!
さらに何よりも優れているのは、本来ビタミンCは熱に弱いのですがローズヒップに含まれているビタミンCは、熱を加えても壊れにくくしてくれるバイオフラボノイドという成分が含まれています。
このフラボノイドのおかげでローズヒップはお茶として飲んでもビタミンCを摂取しやすい果実といえますね♡
ローズヒップの効能と栄養素:βカロテン
βカロテンとは体内でビタミンAとして働き皮膚の粘膜を形成するのを助けてくれる効能があります。なので肌荒れを改善したりきめ細かな美肌を作る効果が期待できます。
ローズヒップの効能と栄養素:リコピン
リコピンを摂取する事でシミの原因になるメラニンを生成するチロシナーゼの働きを抑制してくれるといわれていますし美肌に欠かせなコラゲーンの生成をしてくれます。
また、リコピンもビタミンCと同じく活性酸素を除去してくれる働きがあるりますし、紫外線による赤みを軽減をしてくれたりと美肌サポートに効果が期待されます。
ローズヒップの効能と栄養素:ビタミンE
アンチエイジングには欠かせいといってもいい、抗酸化ビタミン代表のビタミンEも含まれています。体のサビといわれる酸化の原因の活性酸素の働きを抑えることや、血管の老化をゆるめてくれる効果を期待できます。
ビタミンEはビタミンCと一緒に摂取することで相乗効果で働きがよくなるといわれています。ですから、抗酸化作用が、より働いてくれるという事ですね。
ローズヒップの効能と栄養素:ビタミンB群
ローズヒップにはビタミンB群も含まれているんです。ビタミンB群は皮膚の成長や代謝を促進する働きがあるので、シミの原因になるような皮膚の炎症が起きても治りを早くする助けをしてくる効果に期待できます。
※ビタミンB群とはそれぞれが助けあいながら粘膜や皮膚の健康を維持してくれる8種類のビタミンの総称です。
ローズヒップの効能と栄養素:効能と栄養素のまとめ
他にも便秘解消の効能が期待できる「食物繊維」や「鉄分」や「カルシム」「ビタミンP」などの栄養素もあります。本当に沢山ありますよね!含有量も比べてみますね。
【ビタミンCはレモンの20倍】【βカロテンはトマトの17倍~20倍】【リコピンはトマトの7~8倍】【ビタミンEは玄米の14倍】なんです。こんなに凄いとローズヒップを摂取したくなってきませんか(^^♪
ローズヒップに期待出来る効果
沢山の栄養素がある事はおわかりいただけたと思います。では実際効果が期待出来る事柄をあげてみますね。
- 美肌・美白効果
- 壊れにくビタミンCが豊富なので、紫外線を浴びて出来てしまうメラニンの生成を抑制してくれる効果が期待できます。
- たるみの解消・毛穴の開きの改善
- お肌のたるみは乾燥と老化が原因でおこりますが、コラゲーンの生成を促してくれるのでお肌のたるみを改善してくれる効果を期待出来ます。
- お肌のハリ
- お肌にハリや潤いに欠かせないコラゲーンの生成を促してくれのと、生成に必要不可欠なビタミンCとビタミンEがお肌の老化を穏やかにしてくれる効果に期待できます。
- ストレス軽減
- 人はストレスを感じると神経伝達物質のアドレナリンや副腎皮質ホルモンを分泌するのですが、ビタミンCが不足していると、この分泌が活発になってしまいます。
- ですからストレス対抗するためにもビタミンCが必要なんですね。ストレスがない人なんていないと思うので、みんなビタミンCを沢山とりましょ(>_<)
- 免疫力アップ
- ローズヒップに含まれている栄養素はすべて免疫力向上に有効とされている栄養素です。ですから健康維持の効果に期待出来ます。
ローズヒップの実をそのまま食べた方が良い理由!
ローズヒップティーの出がらしにほとんどの栄養素が残ってしまっている!
一般的には、ローズヒップをお茶にして、つまりはローズヒップティーとして口にする事が多いですよね。ですがローズヒップティーでは、せっかくのローズヒップの栄養素を、ごくわずかしか摂取できないのです!!
栄養分はほとんどローズヒップの実に残ってしまっているのです。実に残ってしまう割合はカルシウムは9割、鉄分は7割、ビタミンCは半分以上残ってしまっています。
ビタミンE、βカロテン、リコピンこの3つに関してはほどんど残っている状態です。言い換えればお茶では全く摂れていないといってもいいかもしれませんね。
というわけでローズヒップは実をそのまま食べる事が一番おススメです。ですからローズヒップティーを購入する場合は、「実」まで食べらるもの、つまりは茶葉のままのものを選びましょう!
そして、出来れば無農薬や有機栽培のものを選びましょう!
ローズヒップには体脂肪を減らす効能がある?
ちまたではダイエットにはローズヒップティーが良いとかローズヒップティーで体脂肪が減るなどという噂があるようですね。確かにローズヒップにはポリフェノールが含まれています。
ポリフェノールは脂肪を減少させる働きがあることがわかっているようです。ですから、全くのウソではないですが、ローズヒップティーを飲むだけで痩せるという事は絶対ありません。
ましてや実を食べずにお茶を飲むだけでは。食事の内容、食事の量を気を付け、適度な運動をする時に脂肪を燃焼の効果をアップさせるために飲む、実をそのまま食べる、という事でローズヒップを摂取すると良いでしょう。
ローズヒップのおススメの食べ方
ローズヒップティーを飲んだことがある方はお分かりの通りローズヒップには酸味があります。その酸味が苦手を思われる方が多いと思います。
酸味が苦手な方はローズヒップティーを飲む時の場合はハチミツをいれて飲んだりしてみてください。実のそのままの食べ方はヨーグルトに混ぜて食べてみるなどと色々お好みの食べ方をみつけられても良いと思います。
私のおススメは少し手間がかかってしまいますが簡単なジャム風にして食べるのもおススメです。
- ローズヒップ:大さじ2
- ハチミツ:大さじ2
- お湯:大さじ5
お湯でローズヒップが柔らかくなるまで7~8分程煮たら火を止め、そこにハチミツを混ぜてできあがりです。
■ジャム代わりにぬって食べたり、ヨーグルトに入れたりして食べてみてください。
■めんどくさがり屋さんに一番のおススメは、ローズヒップの茶葉をミル機で粉末状にして、その粉末でお茶にしてその粉末ごと頂くのが一番面倒くさくなくて一番続けやすい方法だと思います!
まとめ
- ビタミンC:レモンの20倍
- ビタミンE:玄米の14倍
- リコピント:トマトの7~8倍
- βカロテン:トマトの17~20倍
- ビタミンB群
- 食物繊維・鉄・カルシウム・ビタミンP
- ポリフェノールが体脂肪減少のお手伝いをしてくれる
これだけの栄養素が豊富なローズヒップ。ぜひローズヒップティーとしてだけではなくローズヒップ実までそのまま食べて、せっかくの栄養素を無駄なく摂ってください!
ローズヒップの酸味が苦手な方でも、飲むサプリ♡食べるサプリ♡だと思って楽しんでみてください(⋈◍>◡<◍)。✧♡