虫歯や歯周病予防のためにはデンタルフロスをお使いの方も多いことと思います。しかし人によって同じところを掃除するたびにくさい場合があるようです。
デンタルフロスを使って同じところがくさい場合にはどのような原因があるのでしょうか。今日はデンタルフロスで同じところがくさい場合の原因と対策にフォーカスしてみたいとおもいます。
デンタルフロスで同じところがくさい場合の原因とは?

出典:https://www.pakutaso.com/20171144328post-14176.html
デンタルフロスを使ったときに同じところがくさいというのはどういうことなのでしょうか。多くの場合、その部分に毎回の食事で食べかすが詰まっていたり歯茎が歯周病に
なっている場合があります。
特に奥歯をデンタルフロスで掃除した場合に臭う場合は歯周病や歯茎が膿んでいることもあります。その場合はどのような対処法があるのでしょうか。
デンタルフロスでくさい場所の改善方法
最も重要なことは臭い場所の原因が食べかすの影響なのか歯茎の膿みなどの影響なのかを知ることで対応が変わってきます。
ですので、月並みに思えるかもしれませんが、原因がはっきりしない場合は歯医者さんで検査をしてもらうことが確実です。
もし歯茎が歯周病になっていて、それが膿んでしまっているとすれば適切な治療が必要となります。その場合は歯茎の深さをまず測定します。
歯周病になると、歯茎の下の骨が溶けてしまいます。その骨の溶け具合によって歯周病がどの段階まで進行しているのか判断します。
歯周病の基準
歯周病は歯茎の深さで進行具合を判断します。歯茎の深さの測り方ですが、専用の針を使います。
針と聞くとちょっと怖い気もしますが、よほど歯周病が進んでいない限りじゃっかんのチクッとした痛み程度で大半はどうということはありません。
- 歯茎の深さが1mm~2mm:問題ありません。
- 歯茎の深さが2mm~3mm:ぎりぎりOK
- 歯茎の深さが3mm~4mm:歯周病初期段階
- 歯茎の深さが4mmm~5㎜:歯周病中期
- 歯茎の深さが5mm以上 歯周病重度
歯周病は進行してしまうと治りません!
歯周病は進行してしまうと、治ることはほぼありません。それは歯茎の下の骨が溶けてしまっているからです。溶けた骨は元には戻りません。ですので、早い段階で歯周病を発見してしなければならないのです。
歯周病は歯茎を清潔にして口腔環境を整えてあげれば、進行自体は止めることができます。ですので可能であれば一度は歯医者さんで歯茎をチェックしてもらうことが望ましいです。
歯茎の深さは自分では測定できません。歯医者でないとできませんし、深さを測る時間も数分程度で全部の歯を調べることができます。デンタルフロスを使っても深いところまでは掃除はできません。
同じところがくさい場合は、やはりそこに何らかの原因が潜んでいるので、歯医者さんに判断してもらくとが一番です。
参考サイト:医師監修デンタル
デンタルフロスの重要性とは?
デンタルフロスは歯のケアをするためには必須のアイテムです。日本人の場合、まだそのあたりの重要性が認知されていないような気がします。なぜそこまでデンタルフロスは重要なのでしょうか。それには確かな理由があります。
それは、歯と歯の間には目に見えない小さな虫歯菌や歯垢がミクロ単位で細かくこびりついています。この歯垢は24時間以上そこに留まっていると毒素をだします。
やがてはその周辺に菌が増殖し歯石や歯茎に炎症を引き起こしたり、虫歯になったりするのです。ですので、デンタルフロスは必ず24時間に1回はやっておいたほうが、虫歯や歯周病対策、くさい対策にも効果的なのです。
1日一回はデンタルフロス!ぜひ覚えてください。
◆デンタルフロス以外におすすめのくさい対策
過程でできるデンタルフロス以外にできる虫歯や歯周病、歯茎のにおい対策としてはウォーターピックがおすすめです。ウォーターピックは水のジェット水流で歯の隙間や歯茎の中を洗ってしまおうという対策です。
私も普段からウォーターピックを活用しています。ウォーターピックはドラッグストアやネットでも販売されていますので、ぜひ活用してみてください。
高圧の水の力で歯茎の中の汚れや歯垢を大幅に除去できます。デンタルフロスや歯ブラシでは歯茎の中は掃除できません。歯ブラシでも毛先の細いタイプの歯ブラシがありますが、あれでも歯茎の中は完全には掃除できないのです。
特に歯周病で歯と歯茎の間の歯周ポケットの深さが深すぎると、歯ブラシは届きません。最近では歯医者さんでも歯茎のポケット洗浄と称して、歯周ポケットの掃除をしてくれる歯医者さんも増えてきました。
家庭用のウォーターピックでもそれなりに歯周ポケットの掃除はできますが、定期的に歯医者さんでポケット洗浄をしてもらうことも相当有効です。私も月に1回はポケット洗浄をしてもらっています。
やはり医療用のポケット洗浄は家庭用よりも非常に強力に歯茎の中を掃除できます歯ブラシとデンタルフロスは虫歯予防のセットです。どちらが欠けても正しい口腔ケアにはなりえないので覚えておきましょう。
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◆まとめ
- デンタルフロスで同じところがくさい場合は歯垢か膿み、歯周病が隠れている場合がある。
- くさい場所が歯周病が原因かどうかは歯医者でないと判断できない。
- 歯周病の場合はデンタルフロスでは対処できない。
- 歯周病はある程度進行してしまうと治らない。
- 歯周病やにおい対策には洗浄が有効。
デンタルフロスは歯のケアには歯ブラシとセットで必須のツールです。可能な限り1日1回はフロスを使うようにしましょう。同じところがくさいような方は歯周病になっている可能性があります。
歯周病の判断は歯医者さんでないとできませんので、1回は歯医者さんでチェックをしてもらいましょう。