過去何年に一度、ダイエット効果があると定期的にブームになっている杜仲茶。今回はそんな杜仲茶には心臓系の病気の予防にもなると耳にしたのでダイエット効果以外の効果はあるのか詳しく掘り下げてみたいと思います。
それから、誰もが気になる効果はいつからでるのかも調べてみました!
杜仲茶の心臓病の予防にも効果?!
杜仲茶とは
杜仲茶と中国で不老長寿の生薬として珍重されているは五大漢方薬の一つである杜仲の葉を飲みやす様にした茶葉を原料にしたお茶で、漢方では「肝機能・腎機能の強化・高血圧・頻尿・腰痛」等に効果があるとされています。
杜仲はトチュウ目のトチュウ科とうい種類で20年程かけて20メートルにも成長する落葉高木です。現在はは中国原産の1種類しか存在していません。杜仲が最も繁殖していたのは恐竜時代末期です。
恐竜時代末期の6千年万年前頃~6百万年前といわれていて、その時代の多くの地域でいろいろな種類の杜仲が存在しています。
恐竜たちが絶滅した氷河期に杜仲の木も大打撃を受け生き延びる事が出来たのは1種類でした。
そういった経緯から杜仲は「現代の生きた化石植物」とも呼ばれているんです!杜仲の生葉を裂いたり樹皮を剥がすと裂けめから白銀色乳液が糸をお引くように杜仲のゴム成分が現れるんです。
害虫が杜仲茶の葉を食べようとするとこの杜仲ゴムの粘液が絡まるため杜仲の木には虫がつきません。ですから農薬を使わずに済むので、そういった意味で無農薬で安全なお茶です。
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杜仲茶の効果効能
杜仲茶の効果効能心臓疾患の予防
杜仲茶に含まれるゲニポシド酸の存在で高血圧を防いでくれる効果が期待出来ます。ゲニポシド酸には副交感神経を高める働きがあり血管を広げてくるので、血管が広がる事によって血圧が下がります。
血圧を下げる作用だけでな高血圧をはじめとするあらゆる生活習慣病を予防してくれます。
- 脳梗塞
- 心筋梗塞
- 動脈硬化
- 狭心症
などといった生活習慣病の予防に期待出来ます。
杜仲茶の効果効能:内臓脂肪を減らす
杜仲には「ゲニポシド酸」という名前の成分が含まれています。このゲニポシド酸は体内の脂肪を分解したりコレステロールの吸収を抑える働きがあり杜仲茶には内臓脂肪を落とす効果が期待できます。
小林製薬が公表した実験結果では内臓脂肪減少の効果があると公表しました。人内脂肪減少効果実験で杜仲葉を2ヵ月間摂取させたところ、10名中7名に内臓脂肪を減少させる効果が表れました。
摂取前の平均内脂肪面積あ122.5平方センチメートルで摂取2ヵ月後の内臓脂肪面積となり平均9.0平方センチメートル、約7%程度の減少がみられ内臓脂肪面積の減少が観測できたそうです。
また、小林製薬の研究員田辺氏等は2004年にはマウスを用いた「杜仲茶エキスの抗肥満作用の検討」という実験結果を日本薬学会で公表しています。
それから杜仲独自の成分「アスペルロシド」は小腸で胆汁酸の分泌量を増やしてくれます。分泌された胆汁酸は肝臓や筋肉、褐色細胞などの脂肪を燃やしやすい細胞に働きかけてくれ脂肪の代謝を活発にしてくれます。
杜仲茶で内臓脂肪を落とすには食事と一緒に摂る事がおすすめです。
参考:日本杜仲研究会
杜仲茶の効果効能:ダイエット
杜仲茶に含まれているアスペルロシドはダイエット効果を持ツ成分といわれています。アスペルロシドは基礎代謝を上げてエネルギーを効率よく消費してくれるといわれています。
また皮下脂肪や内臓脂肪である白色脂肪細胞を減少させてくれたり、胆汁酸の分泌を促してくれるといわれていますが、中でも白色脂肪細胞は人を太りやすくさせるやっかいな存在なのです。
食事などで摂取したカロリーが余ったとその余分なカロリーが脂肪として白色脂肪細胞に蓄えられていってしまします。
ですから、この白色脂肪細胞があるほど太りやすくなるのでなんとか減らしたいですね。
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杜仲茶の効果効能:血管の若返り
血管の若返り実験は岡山大学大学院の川崎教授との共同研究でおこなわれたラットによる動物実験で8週間のラットに5%のトチュウエキスを摂取させた所、血管が弛緩反応が測定出来たというもでした。
通常、ラットは歳を取るにつれ血管の弛緩反応が鈍くなるといわれているため、弛緩したという事は若返りに効果があったということになります。
杜仲茶の効果効能:ノンカフェインでリラックス効果もあり
ゲニポシド酸には副交感神経を高める作用があります。副交感神経の働きには不眠や睡眠不足を解消してくれる効果に期待できますし、自律神経を整えてくれるのでリラックス効果にも期待できます。
杜仲茶はノンカフェインです。カフェインには神経を高ぶらさせたり、目が冴えてしまったりちう副作用がありますが、杜仲茶はノンカフェインなのでその点では安心して飲む事が出来るお茶です。
杜仲茶の効果効能:糖尿病予防
生活習慣病などの高血圧や肥満など生活習慣病にかかっていると「インスリン抵抗性」と呼ばれが現象が生じていることがあります。杜仲茶には「アディネポネクチン」という成分がふくまれています。
アディネポネクチンはインスリンの働きを手助けしてくて血糖値の急な上昇を緩やかにする効果が期待できる作用をもっています。ですからアディネポネクチンにより高血糖による糖尿病や肥満の予防に期待出来ます。
※インスリン抵抗性とは血糖値の急な抵抗性とは身体の機能が下がっている所で血糖値の上昇を防ぐためのインスリンが上手く働かなくなっている状態の事です。
杜仲茶の効果はいつから
ダイエット効果を期待して飲む場合は食事と一緒に摂るのが効果的でおすすめです。杜仲茶の効能には「脂肪の分解」「血糖値の上昇をゆるやかにする」などとあるので期待できます。
それから食事と一緒に水分をたくさん摂るとお腹が膨らみやすくなるのでムダな食べすぎの予防にもつながるので一石二鳥になりますね。しかし、杜仲茶の飲み過ぎには注意が必要です。
杜仲茶を飲み過ぎると下痢になる危険性があります。原因は胃酸の消化液が薄くなる為に消化不良を起こすからです。下痢になると腸の働きが悪くなたり代謝が落ちてしまったり本末転倒になってしまうので気をつけましょう。
ですから、杜仲茶の1日の理想の摂取量は1日5杯までが理想といわれています。
関連:小林製薬
まとめ
- 心臓疾患の予防
- 内臓脂肪を減らす効果に期待
- ダイエット効果に期待
- 血管の若返りの効果に期待
- リラックス効果に期待
- 糖尿病の予防に期待
- 飲み過ぎは下痢の危険性がある
杜仲茶は一時期ブームとなり現在はブーム的には下火となりましたが、健康にはとても良いお茶だということです。
お茶も同じものを飲み続けるのではなく、様々なお茶をいろいろ飲み比べながら楽しむのも健康づくりの秘訣です。
あなたが最近、杜仲茶を飲んでいないのであれば、是非レパートリーに加えてみてはいかがでしょうか。