あなたは「馬油」をご存知でしょうか?名前くらいは聞いたことがあるとか、おばあちゃんのうちで見かけた事があるなんて方も多いかもしれません。
馬油は昔からありプチプラで顔や体どこにでも使える万能おすすめアイテムです。今回はそんな馬油の万能さや朝の洗顔法、場所別に使用する量も踏まえてご紹介したいと思います。
馬油の色々な使い方や使用する量の目安!
そもそも馬油とはいったいどんなものなのでしょうか。
馬油とは?
馬油は馬のたて髪や首もと腹部などの皮下脂肪などから真空蒸気洗浄によって不純物を完全に除去した動物性の油脂のことです。
馬油はもとも中国で使われれていましたが、奈良時代に日本へ伝来してきて、今でも愛用されているものなのです。
馬油は人間の皮脂の脂肪酸と成分がとても似ているため肌の浸透率も高く油でありながらもベタつきがほどんどありません。
最初はベタつきが気になる方がいるかもしれませんが、角質層への浸透に優れていて肌にのばすといつのまにか馴染むのでベタつきがなくなります。
というのもちゃんとした(粗悪品ではない物)馬油の融点は、ワセリンにくらべ「30度」と低いのでそれよりも温度の高い人肌に塗るとすぐに液化して肌へ浸透してしまうのです。
なので意外とスキンケアオイルとして使われることも多く、顔、体を含む肌のお手入れや髪や頭皮のお手入れに使われているんです。保湿ケアだけでなく、マッサージオイルとして使われることもあります。
馬油の・効果・効能
馬油は昔は民間治療薬として使われていたほどで、たくさんの効能があります。
炎症の予防・防止
- 馬油でもっともよく使われてる方法がやけどの治療です。馬油には炎症を抑えてくれる効果があります。しかも、余分な熱を取ってくれる効果もあるのでやけどに効果的な治療薬といわれています。
殺菌作用・抗酸化作用
- 馬油は肌に油膜を作ってくれる作用があります。馬油は肌への浸透が早いために早く皮膚に油膜を作られるので、すばやく雑菌からお肌を守ってくれます。
- さらには雑菌の繁殖も抑えてくれるので殺菌効果も期待できます。
血行促進・保湿
- 肌に油膜を作ってくれるため、馬油を塗った部分が油膜のおかげで保温をしてくれ血行促進につながります。そんな油膜のおかげで水分が逃げずに保湿効果にもつながります。
馬油のお肌への使い方と効果
お肌への保湿効果と殺菌効果によって使い方次第による顔や体へのさまざまな美容法。
《花粉症や鼻炎の対策として》
花粉や鼻炎が気になる時に、綿棒に馬油を(耳かき3杯分程)とり顔を上に向けて馬油をつけた綿棒を鼻の入り口や鼻の内壁に塗ります。(馬油を適度な量を塗ることで花粉が鼻の粘膜に付着しにくくなります。)
馬油は血行をよくするという効能もあるので鼻の中の血行がよくなるので鼻の粘膜が強くなるという期待もできます。
鼻の内部が乾燥すると鼻ずまりを起こしたり風邪をひきやすくなるといわれています。馬油を塗る事で鼻の粘膜の乾燥をふせぐことが出来るのでなるべく奥まで塗りましょう。
《クレンジングクリームとして》
馬油をさくらんぼ大ほどの量を手にとります。両手でしっかり馴染ませながら顔にのせ、やさしくマッサージをしてメイクを浮かせます。その後、やさしくティッシュペーパーなどでふき取った後は通常どおりの洗顔をしてください。
《顔パックとして》
洗顔後に馬油を多めに(さくらんぼだい大の量)顔にぬり10分くらい放置します。その後ティッシュペーパーなどでやさしくふき取りいつもどおりの洗顔をしてください。(入浴中に行うのがおすすです。)
《ヘアオイルとして》
痛んでパサついた毛先に、量としては少量ずつ洗い流さないトリートメント代わりに使用するのもおすすめです。
《おへそのごまのおそうじ》
おへそも馬油で簡単におそうじが出来ます。おへそに馬油を(おへそがのごまが隠れる量)塗り5~10分くらい放置したのちに、馬油のついた綿棒でやさしくふき取り綺麗にします。(お風呂あがりにやると、より効果的でおすすめです。)
《全身の保湿クリームとして》
乾燥が気になる部分、どこにでも塗る事が出来ます。お風呂あがりに気になる部分に、量は乾燥が強い人はやや多めに塗ってください。爪にも良いですし、ハンドクリーム代わりにも使えます。
馬油の使い方としてはこれらの多様な方法があります。様々な用途で馬油を活用することができるのでおすすめです。
医師監修:ドクターズ
馬油を使ったおすすめ朝の洗顔!
【朝の洗顔前に】
- ティースプーン1杯程度の馬油を顔全体にやさしくぬる。
- 指の腹をつかって軽くマッサージをする。
- その後5分程度そのまま待つ。
- ティッシュペーパーなどでやさしく軽くふき取る。
- ぬるま湯で洗い流すか通常の洗顔をする。
★おすすめポイント★
- 馬油をつけすぎると洗い上がりがべたつく事があるので、特に乾燥が気になる時でもサクランボ大位までにしてくださいね。
- 馬油は温めることで伸びもよくなりますし、肌なじみもいいので顔に馬油を塗る前に蒸しタオルで顔を温めておくと効果的です。
- 馬油をすすぐときはぬるま湯を使って洗い流してください。冷水は馬油の油分が固くなり流れにくくなってしまいます。
- 洗顔後はたっぷりと保湿をしてくださいね。馬油洗顔後は肌が柔らかくなると言われているので普段より浸透力が違うと思います。
乾燥が気になる日は朝の洗顔に適量で是非お試しください!おすすめの洗顔での馬油の使い方でした。
まとめ
- 炎症の予防・防止
- 殺菌作用・抗酸化
- 血行促進・保湿
- 花粉症や鼻炎の対策
- クレンジングクリーム
- 顔パック
- ヘアオイル
- へそのごまのおそうじ
- 全身の保湿クリーム
※馬油は純度100%のものをご使用ください。最近は「馬油配合」と書かれたものも多数販売されていますが一番安全なのは純度100%のものです。
純度100%の馬油はほどんど香りがありませんが、純度が低いものは香りがつけられてたり肌なじみも悪い物が多いです。
いかがでしたか?今回は馬油は本当に色々な効能効果があり色々な使い方が出来るおすすめアイテムですよね。
今回使い方や適量やおすすめ洗顔法をご紹介しましたが、他にもブースターとしても使えたりとまだまだ初回仕切れていない使い方もあるのでまたの機会にさらにご紹介したいと思います!