近年少しずつ知名度が上がってきた「アカモク(ギバサ)」ですが、まだまだ知らない人も多いように思います。アカモクは栄養豊富で内臓脂肪を減らす効能があるといわれています。今回はそんなアカモクを紹介をしたいと思います。
それと一緒に生食の食べ方やおすすめの食べ方をご紹介したいと思います!
アカモクの効能!内臓脂肪に有効?!
アカモクとは
アカモクはヒバマタ目ホンダワラ科の海藻です。北海道から日本全土の浅海に分布して、朝鮮半島や中国やベトナムベトナムにも分布しているそうです。一年生植物で秋から冬に成長し長い物になると7mにもなります。
全国では「アカモク」は色々な呼ばれ方をしています。「ギバサ」「ナガモ」などと呼ばれている地域もあります。近年までは船のスクリュウーに絡みついて船の進行の邪魔をする事から嫌わていたそうです。
「海のゴミ」とまで呼ばれていたそうですが、今では栄養価の高さがわかり注目を集めています。
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アカモクの効能
内臓脂肪を減らす効能
アカモクに含まれる「フコキサンチン」という成分にがあります。そのフコキサンチンには内蔵脂肪を減らす働きがあります。ですから溜め込んでいた内臓に働きかけ、運動をした時と同じように脂肪を燃やしてくれるそうです。
過去にたけしの家庭の医学でもアカモクの「フコキサンチン」で体重が7キロ減少したと取り上げられていました。ロシアの自然科学アカデミーの研究によると平均体重90キロ以上のロシア人の女性55人に対象にした実験だそうです。
海藻に含まれ成分の「フコキサンチン」を16週間摂取した結果体重が平均7キロ減少したそうです!食べるだけで内臓脂肪が減るなんて凄いですよね‼
フコキサンチンには天然の色や香りや苦み成分などの元になっている化学物質で、アカモクを始めとする多くの褐藻類にみられる赤色の成分でこの褐藻類にさまざまな効能を持つ事が研究により解明されてきました。
- ガン予防の効能に期待
- 脂肪燃焼の効能に期待
- 美肌効果に期待
- アンチエイジング効果に期待
- 糖尿病予防の効能に期待
- 内臓脂肪の減少に期待
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中性脂肪の予防の効能
アカモクには豊富な多糖類の作用があります。多糖類とは炭水化物と一種です。炭水化物は単糖類、二糖類、多糖類といった3種類に分けられす。一つの糖から出来ていて、これ以上分解できないのが単糖類です。
単糖類にはハチミツや果物などが単糖類です。二つの糖で出来ているのが二糖類で、二糖類には砂糖や水あめなどが当てはまります。多糖類はたくさんの糖が連結して出来た糖で、食品の多くは多糖類です。
多糖類の中でも身体の働きを調整してくれるといわれている《フコイダン》です。フコイダンは海藻やアガリスク、キノコなどに多く含まれいますがアカモクには特に多くのフコイダンが含まれています。
アカモクに含まれているフコイダンは海藻類のネバネバに含まれる硫酸多糖の一種です。近年世界中で研究が進んでおりフコイダンには健康や美容に効果的な栄養素が豊富に含まれている事が解ってきています。
フコイダンは腸内脂肪や糖をからめ取って体外に排出する働きがあるので、脂肪が吸収され過ぎないように働いてくれるのです。同じく糖の吸収をおさえてくれるので血糖値の上昇が緩やかになる効能が期待出来ます。
血糖値を急上昇させてしまうと血液中の過剰な糖は中性脂肪にかえらてしまい体内に蓄積してしまいます。しかしフコイダンで血糖値の上昇を穏やかにすれば血液中に糖が過剰になりにくくなります。
ですから糖を中性脂肪に変える働きを抑制させる事ができるので中性脂肪が高くなる事を予防してくれるのでメタボの予防にも期待出来ます。フコイダンには腸内で水分を吸ってゼリー状となるので便秘解消にも繋がります。
さらにフコイダンは腸内に住んでいる善玉菌のエサとなってくれ善玉菌を増やしてくれる助けになります。善玉菌が増える事によって腸内環境が整い更に便秘解消になり、痩せやすい身体になる効能も期待できます。
- 免疫力の向上
- 抗アレルギー効果
- 肝機能向上
- 胃腸作用
- 便秘解消
アカモクその他の海藻類に比べてミネラルの含有量も非常に豊富です。
骨粗しょう症予防の効能
アカモクはビタミン類が豊富に含まれています。ビタミンの中でもビタミンKが多く含まれています。ビタミンKは血液の凝固に深く関係していて「止血のビタミン」とも呼ばれる重要なビタミンです。
また骨の形成の促進や歯茎を丈夫にする働きにも必要不可欠な栄養素で「骨粗しょう症」の予防に役立ちますし、骨を丈夫にしてくれる「ビタミンD」と一緒に摂る事でカルシウムの吸収率が増加し骨密度が増します。
おすすめの生食の食べ方の注意点!とおすすめの食べ方!
茹でこぼし
アカモクにはひじき同様ヒ素が含まれています。もし、頻繁にアカモクを摂取するようでしたら、ひじきを摂取する際推薦されているように「ゆでこぼし」のひと手間をくわえてから摂取する事がおすすめです。
ゆでこぼしによってひじきのヒ素も90%除去できるといわれているのでアカモクの除去も同じように期待できるでしょう。
ここでは農林水産省が行ったひじきのヒ素を9割減らす事が出来たゆでこぼしの方法をご紹介したいと思います。ひじきをたっぷりの水に入れて戻し、30分置きその後そのお水は捨てます。
そして新しい沸騰したお湯で弱火で5分茹でます。5分茹でたらザルひじきを流水で20秒程洗います。これが茹でこぼしの方法です。なかなか大変な手間ですよね。
おすすめの食べ方
《長いもとアカモク和え》
【材料4人分】
- 長いも5㎝~8㎝程
- アカモク(キバサ)大さじ1(下処理をしてあるアカモク)
- 麺つゆ大さじ0.5
【作り方】
- アカモクは良く洗って食べやすい大きさの小口切りにします
- 長いもの皮を剥いてからお好みの長さで細く切ります
- 1でスライスし長いもとアカモクと麺つゆを混ぜるだけで完成です!※濃い味は好きな方はお醬油を少し足すといいと思います♪
《アカモクのお味噌汁》
【材料2杯分】
- アカモク(下処理をしてあるアカモク)2分の1パック
- ネギ2分の1本
- だし汁600cc
- 味噌大さじ2
【作り方】
アカモクをよく洗い食べやすいお好みの大きさに切っておきます
ネギを小口切りにします
お鍋にだし汁を熱しギバサを加えて2分程度煮ます。
後はお味噌を加え、ネギを散らして完成です!
まとめ
- 脂肪燃焼の効能に期待
- 美肌効果に期待
- アンチエイジング効果に期待
- 免疫力の向上
- 抗アレルギー効果
- 肝機能向上
- 内臓脂肪の減少に期待
- 胃腸作用
- 便秘解消
- 骨粗しょう症
- 糖尿病予防の効能に期待
今回はアカモク(ギバサ)についてご紹介しました。まだまだ知名度は高くないアカモクですが栄養価の高さや内臓脂肪が減ったり中性脂肪にも影響したりとかなり注目に値する食品だと知って頂けたんではないでしょうか。
少し前までは、なかなか手に入りにくかった食品ですが今ではイオンなどでも購入できるようになって来ていますので栄養満点アカモクを積極的に取り入れてえみてはどうでしょうか(⋈◍>◡<◍)。✧♡