ウコンといえば二日酔いを予防してくれたり、二日酔いの辛い症状を軽減されてくれる事で有名ですよね。今ではドリンクタイプや錠剤タイプなどと、さまざまななタイプの物が販売されています。
いったい飲むタイミングはいつが一番効果的なのでしょう。それとウコンを摂ると下痢になる人がいるという話を耳にしたので、その辺りも詳しく調べてみたので併せてご紹介したいと思います。
ウコンの錠剤の飲むタイミングはいつか!
ウコンとは
ウコンははショウガ科のクルクマ属の多年草です。原産地は東インド地方でアジアやアフリカ、中南米の熱帯から亜熱帯の地域にかけて広く自生していて現在世界中で50種類程のウコンが見つかっています。
日本でウコンと名がつくものには春ウコン、秋ウコン、紫ウコン、黒ウコンの4種類があります。和名の鬱金(ウッチン)や英名のターメリック(rurmeric)と呼ばれるのは秋ウコンを指します。
その中でも健康に良いといわているのは、春ウコン、秋ウコン、紫ウコンの3種類です。この呼び名の違いは、収穫時期だけの違いと勘違いしてしまいそうですが、収穫時期だけではなく植物として種類が違います。
ウコンはポリフェノールの一種である黄色い色素のクルクミンを多く含む事で知られていて、これは古くからアジア料理の代表的な香辛料や着色料として広く利用されてきました。
一般的にウコンに含まれる色素のクルクミンは着色料として利用され、ウコン粉は香辛料として利用される事が多いです。その他伝統的ない医療法であるアーユルヴェーダやジャム‐や漢方としても利用されています。
漢方として古くから使われてきたのは春ウコンや紫ウコンです。味にも違いがあり春ウコンと紫ウコンはとても苦味が強いの対して、秋ウコンはそれほど苦味がないそうです。
ですから春ウコンや紫ウコンは錠剤の食材として、秋ウコンはお茶の食材として使われる事が多いそうです。
『春ウコン』
- 春ウコンは春から初夏にかけて赤い花を咲かせ、生薬名を姜黄(キョウオウ)といい、沖縄の西表島に自生していてクルクミンは少量しか含んでおらず精油成分やミネラルを多く含んでいます。
- 食物繊維とミネラルが豊富な精油の働きによって腸に適度に刺激を与えてくれるので整腸作用があるといわれています。
『秋ウコン』
- 秋ウコンは初夏から秋にかけ白い花を咲かせ、沖縄で広く栽培されています。根茎がオレンジ色をしているのが特徴です。沖縄では鬱金(ウッチン)との愛称で呼ばれています。
- カレー粉やたくあんの色付けとしても利用されていたり着物の染料などにも利用されています。色素の成分であるクルクミンが豊富です。さらには強い抗酸化作用があるといわれています。
- 肝臓の機能を強化したり血管の健康を守る効果があるといわれています。
『紫ウコン』
- 紫ウコンは初夏にピンクの花を咲かせ、生薬名をガジュツといい沖縄や屋久島やで栽培されています。根茎の断面が紫色をしていることから紫ウコンと呼ばれるようになったそうです。
- 紫ウコンは精油性成分やミネラルやアントシアニンを含んでいますがクルクミンは含まれていないのが紫ウコンの特徴です。昔から紫ウコンは血行を良くしてくれる働きがある事が知られています。
『黒ウコン』
- 黒ウコンは初夏に薄いピンクの花を咲かせ、沖縄で広く栽培されています。ショウガ科のバンウノ属の植物で根茎の断面は濃い紫色をしておりクルクミンを少量を含みます。
- ミネラルの一種であるセレンやポリフェノールの一種のアントシアニンも含んでおり滋養強壮に良いといわれています。
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ウコンの効果効能
【アルコールの分解の効果効能】
ウコンには摂取すると胆汁が沢山分泌され消化吸収が高まり肝臓の解毒作用を高めるといわれています。さらに悪酔いの元といわれている成分の「アセトアルデヒド」を分解もしてくれるため二日酔いの防止に繋がります。
【動脈硬化の予防の効果効能】
ウコンが胆汁の分泌を促進する作用と抗酸化作用抗酸化作用によって血中コレステロール値を下げ過酸化脂質も減らしてくれる事により動脈硬化の予防にも効果が期待できます。
【殺菌作用の効果効能】
ウコンの精油成分には強い殺菌作用があり、昔より着物の防虫用に使われる黄色い布はウコン色で染められていたそうなんです。最近ではこの精油成分が胃潰瘍の原因のピロリ菌を除去する効能の研究もされているそうです。
ウコンを飲むタイミング
ウコンは飲むタイミングによって効果が変わってくるのでどんな目的で飲むのかによっておすすのタイミングは変わってきます。
二日酔いを予防する為の場合:食前
二日酔いを予防する為にウコンを飲む場合はウコンに含まれるクルクミンの力を借りる必要があります。クルクミンが肝臓の毒素を排出して体内に残っているアセトアルデヒドを分解してくれるんです。
アセトアルデヒドはアルコールが分解されてできたもので、これが肝臓で十分に処理できないと二日酔いになるのですがウコンがアセトアルデヒドの排出を促してくれます。
今日は飲むぞ!っという日は【飲み始まる2時間~3時間位前に飲んでおく】事をおすすめします。ウコン錠剤の有効成分が効果を発揮するのに少し時間がかかるので効果を最大限に発揮するにはお酒を飲む前が効果的です。
粉末タイプのウコンの場合は錠剤より吸収分解が早いので1時間前くらいに飲むのがおすすめで、ドリンクタイプだとお酒を飲む直前がいいそうです。あまり早く飲むとお酒を飲みだす前に排出されてしまうからです。
しかし飲酒中や飲酒後だと効果がなくなるわけではありません。体内にアルコールが残っている状態でウコンを飲めばアセトアルデヒドの排出のサポートを手伝ってくれます。
胃腸の調子を整えたい場合:食後
ウコンには胃腸の調子を整えてくれる作用もあるのでお酒の後の胃腸の調子が心配な人やストレスなどで【胃腸が弱っている時は食後】に飲むのがおすすめです。
胃の調子が悪い時に飲みに行かなくてはいけなくなった時は食前と食後の2回に分けて飲むのがおすすめとされています。
ダイエットの為に飲む場合:食前
ウコンんは血糖値の急上昇を抑える働きがあるので糖質の吸収も抑え太りやい体質を防いでくれる効果に期待できます。特に炭水化物の【食事の前】の摂取する事が効果的です。
ウコンの副作用に下痢?!
ウコンは比較的安全なサプリだとはいわれていますがウコンの以下の副作用も報告されているそうです。
- 下痢
- 胃のむかつき
- 吐き気
それから以下の人はウコンの摂取を控えた方が良いそうです。
参考医師監修:日本医師会
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元々お腹の弱い方や体力が落ちてる方
元々お腹の弱い方や体力が落ちてる方がウコンを飲みすぎると下痢になる事があるそうです。ウコンは胆汁の分泌を活発化し肝臓の働きを良好にしてくれますが長期摂取は消化管に障害を起こすことがあるそうです。
動物実験では大量摂取が肝臓に毒性を示すと確認されているそうです。ウコンだけには限りませんが用法用量をしっかりまもり大量に摂取しないようにしましょう。
肝臓疾患のある人
ウコンは肝臓の働きを高める働きがあるため肝臓に疾患がある人にはかえって負担になる可能性があります。
血が固まりにくい人
ウコンには血液をサラサラにする作用がある為血が固まるのに時間がかかる場合があるそうです。もともと血が固まりにくい人は出血した場合問題が起きる事がありえます。
胆のうに問題がある人、胆石がある人
ウコンは胆汁を増やす働きがあります。胆のうは胆汁をためる役割を担っている袋ですが、胆のうに疾患がある人はかえって悪化させてしまう可能性があります。
まとめ
- 二日酔い予防の為にウコンの錠剤を飲む場合は飲酒の2~3時間前に飲む
- 胃腸の調子を整えたい人は食後に飲む
- ダイエットの目的で飲む場合は食前
- お腹の弱い方は下痢をする場合がある
- 肝臓疾患がる人は負担になる場合がある
- 血が固まりにくい人は出血時に問題が起こる場合がある
- 胆のうに問題、胆石がある人は悪化させてします場合がある
ウコンにはさまざまな効能があるだけでなく、飲むタイミングも大事だったんですね。それからしっかりと用法用量を守って飲む過ぎに注意し、ご自分の体調に合わせてウコンもお酒も飲みましょう(⋈◍>◡<◍)。✧♡