あなたは「アスタキサンチン」をご存知でしょうか?最近ではさまざまな化粧品にも使用されているくらい美容に期待できる成分なんですよ。
今回はアスタキサンチンの効果にはどんなものがあるのか、効果が出る期間はどれくらい必要なのか、摂り過ぎて危険はないか摂取量の上限も合わせてご紹介したいと思います。
アスタキサンチンの効果・効果を発揮できる期間は
アスタキサンチンとは
アスタキサンチンとはカニやエビ、ニンジン、トマトなどの赤やオレンジ黄色など600種類以上もあるといわれている「カロテノイド」の天然色素のことです。
ですが単なる色素というだけではないんです。カロテノイドは自然が生み出す代表的な色素で脂溶性の物質で、自然界の作るカロテノイドは年間約1億トンにもなるといわれています。
カロテノイドは栄養としては人参やチンゲン菜などの緑黄色野菜に多く含まれているβカロチンやリコピンなどと同じ「カロテノイド」の一種になります。
そんな「アスタキサンチン」の最大の魅力は強力な抗酸化作用です。βカロテンの抗酸化作用はずいぶん前から知られていた事でしたがアスタキサンチンの健康効果はほぼ知られていませんでした。
しかし、アスタキサンチンはそのβカロテンをはるかに上回る抗酸化作用を持つ事が分かり、一躍注目されるようになりましたが、まだ研究の歴史が浅いアスタキサンチンです。
しかしその中でも動物実験ではアスタキサンチンを投与した場合寿命が37%も伸びたという研究結果もあったり、今もさまざまな研究がされているようです。
参考:富士化学工業株式会社
抗酸化作用とは
アスタキサンチンの最大の注目点は「ずば抜けたな抗酸化作用」です。美容意識が高いあなたら「酸化」や「活性酸素」が老化を早める原因の大きな要因だという事はもうご存知でしょう。
しかし、まだ知らない方もみえるかもしれませんし、「活性酸素」はただ老化を早めるだけではなく病気の元となっている原因の一つでもあります。
ですから、アスタキサンチンの効能効果をよく理解していただくためにもここで一度、活性酸素を除去してくれる「抗酸化作用」について少しふれてみたいと思います。
まず、活性酸素は、私達が普段当たり前のようにしている呼吸している酸素のうちの2%~3%ほどは活性酸素に変異してしまているんですよ!びっくりですよね( ;∀;)
さらには紫外線や喫煙、激しい運動やストレス、不規則な食生活などによっても体内の活性酸素を増やしてしまします。活性酸素が発生してしまうのは生物にとって必要な防御機能の仕業なんです。
活性酸素にも種類があり、代表的なのは
- スーパーオキサイド
- ヒドロキシラジカル
- 過酸化水素
- 一重項酸素
普段は体内に侵入した細菌やウイルスを攻撃する為に活性酸素を発生させて攻撃し、細菌やウイルス達から私達を守ってくれる大切な役割をしてくれているのです。
しかし必要以上に活性酸素が発生させ過ぎると、その攻撃が私達の正常な組織に攻撃をしてきたり、活性酸素は普通の酸素と違い脂質を結びつきやすいので酸化した脂質と結びついてしまいます。
その酸化した脂質の事は「過酸化脂質」というのですが、この過酸化脂質が私達の身体の中でさまざまな悪さをしてしまうんです”(-“”-)”
- お肌の老化
- お肌のトラブル
- 動脈硬化
- 糖尿病
- 高血圧
- がん
- 痛風
- 心筋梗塞
- 脳卒中
- 認知症
- アレルギー疾患
こんな悪さをしますが、本来大切の役目をしてくれているので、是非とも活性酸素を身体に無駄にため込まず抗酸化作用をうまく活用して悪さをさせないようにしましょう!
参考:サプリメントラボ
関連記事:黒豆茶の効能効果と熱湯はダメという噂の調査!飲み過ぎると下痢をするの?
関連記事:アルガンオイルの効果的な使い方の順番!アルガンオイルが顔のニキビにも効果期待!
アスタキサンチンの美肌効果
今回ご紹介するアスタキサンチンは4種類あった活性酸素の中の毒性の強い「一重項酸素」に特に有効で過酸化脂質の生成を抑えてくれる効果があるといわれています!
さらにアスタキサンチンの効果に期待出来る点としてβカロテンは細胞膜の中心部で働き、ビタミンEは細胞膜の内側だけで働くのですがアスタキサンチン細胞膜の内側と外側の両方で働いてくれるのです。
紫外線を浴びることによって体内の色素が反応してしまいますし、生体分子と反応して
【一重項酸素】
- タンパク質
- ホルモン
- 糖質
- アミノ酸
- 脂質
- 核酸
【過酸化水素】
- 脂肪酸
- 生体膜
- DNA
などを破壊してしまうといわれています。紫外線を浴びて細胞内がミトコンドリアでエネルギー生成しようとする時は発生するといわれている「一重項酸素」。
エネルギー代謝が行われる時に発生する「過酸化水素」このどちらも出来るだけ早く除去する事が大切なんです。でもそれをアスタキサンチンは素早く除去や抑制してくれるといわれています。
《期待出来る効果》
- 脂質の酸化を抑制してくれる効果は
- 若返りのビタミン、ビタミンEの1,000倍
- 一重項酸素を除去してくれる効果は
- ビタミンCの6000倍
- コエンザイムQ10の500倍
- βカロテンの40倍
- カテキン560倍
ともいわれているほどです。そして、美肌の効果でけでなく上記に過酸化脂質がする悪さをの予防、や回復の期待もできます。
アスタキサンチンのその他の美活に期待出来る効果
お肌や健康以外の効果もご紹介します!(^^)!
ダイエット・メタボリックシンドロームの効果
アスタキサンチンは脂質代謝を高める働きがあるといわれているます。アスタキサンチンは体のエネルギー源として糖よりも脂肪を優先して消耗してくれる働きがあります。
それによって体脂肪の減少にも繋がりやすいといわれていますから運動前にアスタキサンチンをを摂取をする事をおすすめします。同じ運動量でも効率よく脂肪をエネルギーに変えてくれる効果が期待できます。
それから、アスタキサンチンを摂取し続ける事で身体が疲れなりにくくなり持久力がアップすると考えれています。持久力がつけば楽しく運動できダイエット、メタボ予防に積極的にもなれますね♡
関連記事:ローズヒップはお茶で飲むより実をそのまま食べる方が断然良い!体脂肪への効能を調査!
疲労回復・疲れにくくなる
私達の身体はエネルギー不足と疲労物質が溜まる事で疲れを感じるように出来ています。アスタキサンチンを摂取する事によってダイエットと同じで脂肪をエネルギー源として働きます。
そのおかけで筋肉に蓄えられている必要な糖の利用を、極力防ぎエネルギー不足になりにくくなり、疲れなりにくくなります。糖の利用が減ると筋肉疲労も抑えれます。
という事は疲労物質の生成も抑制してくれる事にもつながります。脳内に貯蓄されてるエネルギーが減ると精神的な疲労も感じやすくなります。
アスタキサンチンによって糖の利用が減れば脳の疲労を回避出来ますよね。アスタキサンチンはこうして肉体労働と精神的疲労の両方の予防、回復の効果に期待できます。
アスタキサンチンの効果が出る期間
アスタキサンチンを摂取とどのくらいの期間で効果を感じれるのかとう事につてですが、アスタキサンチンを摂取してから8時間~12時間後に血中濃度がピークになるといわれています。
ですから、例えば毎日晩酌を欠かせないという方は朝食後に毎日アスタキサンチンを飲むことで二日酔いや悪酔いを防止できる計算になります。
他には疲れを残さず毎日朝から元気に頑張りたいという人は夕食後~就寝前に飲むようにすると良い計算になりますね。そうしてご自分の目的にあった計算をして飲んでみてください。
美肌効果やアンチエイジング効果なのどを感じられる期間は薬ではないので二日酔いなどの場合のように即効性はありませんが、アスタキサンチンを使ってFCG研究所が行った研究報告があります。
FCG研究所が行った研究は、アスタキサンチンを配合した美容液を毎日肌に塗布してもらった結果3週間後には水分量の値の上昇が確認できたというものでした。
肌のハリを感じた方や目の下のクマが薄くなったと感じた参加者の方もいたそうです。そしてアスタキサンチンを経口摂取した研究の報告もあります。
それによると乾燥肌で悩む女性にアスタキサンチンも毎日飲んでもらった結果2週間後と4週間後に肌の水分量を測定した結果いずれもお肌の水分値が上昇した結果が出たそうです。
ターンオーバーが正常な場合は28日間、正常にターンオーバーが行えてなければ40日はかかるそうです。ですから、アスタキサンチンで美肌効果を期待する場合、4週間~6週間程の期間はかかると思っておくべきでしょう。
ダイエット効果を期待する場合も同じように1ヵ月~3ヵ月の期間は続けて飲む必要はあると思います。
【アスタキサンチンのサプリメントや化粧品は大きなダメージを感じてからよりも早めの予防な対策によって大きな効果を発揮できるといわれています】
参考:アスタキサンチンの効能
アスタキサンチンの摂取量の上限を調査!
アスタキサンチンの摂取量の上限はあるのか?
アスタキサンチンの摂取量の目安は1日だいたい6㎜gと一般的にいわれています。食品でいうと鮭の切り身で、だいたい1~2切れ、エビでいうと10匹くらいだといわれています。
アスタキサンチン脂溶性なので、油分と一緒に摂取した方がアスタキサンチンの吸収率があがるのでおすすめです。摂取の上限なのですが、結論からいいますと、上限はないと言っても良いでしょう。
アスタキサンチンは古くから私達は食してきたものです。食品添加物及び飼育添加物としても長い使用実績があるため、1日の摂取許容量は設定しなくてもよい成分として位置付けされています。
ただしサプリメントから摂取する場合は必ずその商品の用量・用法を守って過剰摂取しないでください。
《アスタキサンチンが豊富な食品》
- サクラエビ(アスタキサンチンの含有量はトップクラスです)
- オキアミ
- 紅鮭
- いくら
- カニ
- キンメダイ
- 筋子
- ヘマトコッカス藻
まとめ
- アスタキサンチンは抗酸化作用が強力
- 美容効果に期待
- ダイエット効果に期待
- メタボの予防、改善に期待
- 肉体疲労、精神疲労の予防、回復に期待
- 健康効果に期待
- 摂取8時間~12時間後が血中濃度がピーク
- 美容面や健康面の効果が出る期間は1ヵ月~3ヵ月は続ける必要あり
- 1日必要摂取量は6㎎
- 摂取量の上限は特に無し(※サプリメントは用法用量を必ず守ってください)
アスタキサンチンの抗酸化作用は素晴らしいですね。抗酸化作用を持ってる食材も色々ありますし、サプリメント色々ありますし、アスタキサンチン配合の化粧品も色々あります。
食事で毎日摂る事はなかなか難しいかもしれませんが毎日意識して食事のメニューを考える事は大切でしょう。あなたのライフスタイルに合わせてアスタキサンチンの摂取の仕方を上手に選んでみてくださいね(⋈◍>◡<◍)。✧♡