鼻の角栓がつまり黒いブツブツができて悩んでいる人は多いのではないでしょうか。世間ではワセリンやオロナインを使ったりピンセットを使って角栓を取っている方もいるようです。
そんな無茶をして毛穴の穴が目立ち後悔している方も。今回はそんな鼻の角栓の正しい取り方をご紹介します！
角栓の正しい取り方はワセリンを使用？
出典：https://www.pakutaso.com
黒いブツブツで鼻の毛穴がつまっていることを「いちご鼻」などと呼ばれていますが、そもそもなぜ鼻の毛穴が黒ずんでしまうのでしょう？
鼻の黒ずみの原因
鼻の黒ずみは、ずばり「角栓」が黒くなって鼻の毛穴で詰まっている事が原因です。皮膚には数種類の細胞から成り立っていて、その細胞は古いものから順に外に向かって押し出され剥がれていきます。
それを「ターンオーバー」といいます。ターンオーバー、美容に興味がある方は一度は聞いた事がある言葉ではないでしょうか。ターンオーバーは簡単に言えば肌の生まれ変わるサイクルのような意味です。
それが乱れる事によって「角栓」がうまくはがれずに毛穴に詰まります。そしてやがて角栓が酸化し黒くなってしまっているのが鼻の黒ずみの原因、正体です。
黒くなった角栓がたまると毛穴を押し広げるためにさらに毛穴が悪目立ちすることになります。「角栓」とは角質と皮脂が混ざって出来たものです。
多くの方はこの角栓を皮脂だと思っているのではないでしょうか？ですから、油は油で落とすという一般的の常識なので、ワセリンを使った方法が流行ってしまったりするのでしょう。
角栓の取り方はワセリンでは不向きな理由
しかし、角栓の正体はタンパク質が70％で皮脂は30％なんだそうです。ですから角栓の成分のほどんどはタンパク質という事になります。巷では黒く汚れた角栓の取り方としてワセリンを使った取り方が人気となっています。
しかし角栓の成分からすると、ワセリンを使った角栓の取り方は適切ではありません。角栓の油分に関してはある程度は落ちますが、主成分的にはタンパク質なのでワセリンで角栓をしっかり落とすことは難しいと考えられます。
ワセリンを使った取り方の結論
もし角栓がほとんど油で出来ているならわざわざワセリンを使わなくても普段のメイク落としようのオイルクレンジングで落ちるはずですよね。
ですからワセリン（石油を精製した鉱物油）を鼻に塗っても角栓を溶かすどころか余計に毛穴が詰まってしまうこともあるかもしれません。という事でワセリンを使った鼻の角栓の取り方は間違いといって良いです。
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角栓をピンセットでとる取り方？
鼻の角栓をピンセットで取る方法も流行っています。角栓を取る専用のピンセットまで販売されているほどです。角柱だけを上手に挟むことができれば皮膚に負担も少なそうですよね。
でも角栓が抜けてポコッと空いた穴はすぐには閉じてはくれません。それどころか同じところに何度も角栓が出来てしまう事が多いようです。
そして同じところを何度もピンセットで抜き、また出来て抜き、を繰り返し鼻の毛穴が目立つ鼻になってしまって後悔している方もたくさんいるようです。
さらにはその空いた穴に雑菌が入ったり汚れがたまりやすくなりニキビの原因にもなりかねません。ですからピンセットで取る方法も毛穴を広げるきっかけを作る事になるので、角栓を取る適切な方法ではないように思います。
角栓をキレイする適切なケア（取り方）
角栓を取る方法はピンセットだけではなく、シートタイプの鼻パックを使っている方も多くいますし、中には爪で押し出す方もいるようです。角栓がとれたり抜けたりした時は気持ちもよく、きれいになった気にもなりますよね。
でもこの方法ではその場限りですし、皮膚に対して刺激や負担が掛かりメラニンが過剰に分泌されシミの原因にもなりかねません。とにかく無理矢理角栓を取ろうとすることはやめましょう！
汚れた角栓のキレイな取り方に大切なポイント①
本来「角栓」は嫌なものではないのです。むしろ雑菌などが毛穴から入ってくるのを防いでくれる役割を果たしてくれているので、本来は必要なものなのです。
上記でも少し触れましたがターンオーバーさえしっかりと行われていれば役割を果たし終えた角栓は黒くなる前に自然と落ちてくれるので問題はないのです。
あまり角栓の取り方に大して意識しすぎる必要もないのです。しかし、無理に取ろうと鼻に刺激を与えたり、強くごしごし洗ったりすると過剰に皮脂が分泌されますし、肌の水分が足りなくてもお肌が守ろうとして皮脂を多く分泌してしまします。
ですから角栓の取り方どうこうよりも、まずは無理な刺激をあたえずにしっかりとターンオーバーが乱れないようにする事が大切です。これは地味に見えますが、とても大事なポイントです。
汚れた角栓のキレイな取り方に大切なポイント②
角栓をキレイに保つにはやはり日頃の丁寧な洗顔がとても大切なのでいくつか洗顔方法をご紹介したいと思います。
基本の洗顔方法
まずは手を洗い清潔にする。手に雑菌や細菌がついていることがあるのでまずは洗顔の前にしっかりと手を洗いましょう。ぬるま湯で何度か顔を洗いましょう。
洗顔料をしっかりとたっぷりと泡立てます。そしてたっぷりの泡を皮脂の多い鼻やひたいから、顔全体にのせ手で顔を洗うというイメージより、泡で指の腹をつかって泡をつぶさない位の強さでやしさいく洗います。
すすぎ残しが無いようにぬるま湯でしっかりすすぎます。最後にタオルで顔を拭きますが、タオルを使ってゴシゴシふかずタオルを顔にやさしく押し当てあるように拭いてください。
蒸しタオル洗顔
濡らしたタオルを軽くしぼります。タオルをゆるく絞ります。ラップにゆるく包みレンジで1分程あたためる。レンジからタオルを取り出し触っても熱くない温度かを確認してから顔全体にタオルをのせます。
タオルの熱が冷めるきる前くらいにはタオルをはずしたっぷりの泡でやさしく洗顔します。※蒸しタオルを使う事によって毛穴が広がり角栓を洗い流しやすく出来ることが期待できます。
ピーリングによる洗顔
『ピーリング石鹸』を使用した洗顔。ピーリングは肌の古い角質やかたくなった角質をはがしてくれます。ピーリング石鹸を使用した後は肌が乾燥しやすいので、意識して通常よりもたっぷり肌を保湿してあげましょう。
※毎日の洗顔に使うような石鹸ではありません。使用頻度はメーカー推薦の頻度で使用してください。
酵素洗顔
『酵素石鹸』を使用した洗顔。角栓はほどんと角栓出来ています。酵素にはタンパク質を分解する働きがあると言われているので角栓が気になる方には向いている石鹸かもしれませんのでためしてみる価値はあると思います。
洗顔も一見地味ですが、汚れた角栓の取り方としては一番自然で美肌を保つのにも最適な方法です。
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まとめ
- 角栓は皮脂で出来ているわけではなくタンパク質が70％で皮脂は30％のほぼタンパク質で出来ている。
- 角栓に大して油が主成分のワセリンの使用は適切ではない。
- ピンセットの使用は肌を傷つけたり毛穴を広げてしまう可能性が高いのでで適切ではない。
- 角栓の取り方としては洗顔の方法がとても大切である。
- 過剰に皮脂を出さないように気を付ける。
角栓や鼻の黒ずみの取り方として適切な方法はメイクをしっかり落とし、やさしく洗顔し、しっかりと保湿する。やはり普段からの基本的な洗顔方法が大切だという事につきるのではないでしょうか。
毎日の丁寧な洗顔を大切にし、至近距離でも恥ずかしくない鼻の毛穴を手に入れましょう♡
