今年も花粉症の症状を訴える人が出始めています。日本人で多いスギ花粉ですが、症状を抑えるためにお茶が有効という話があります。できれば市販で購入できるお茶で何かよいお茶はあるのでしょうか。
そして花粉症でのどの違和感を感じる人も少なくないと聞きます。喉の違和感を解消、あるいは軽減するにはどのような対策があるのでしょうか。今日は花粉症にお勧めの市販のお茶や喉の違和感の対策について注目します。
花粉症の対策にお勧めの市販のお茶はあるのか?
花粉症はとても厄介ですよね。目はかゆい、鼻水は止まらない、そして人によっては頭痛や咳がでたり、喉に違和感を感じるなんて人もいます。とはいえ、なるべくなら病院の薬を使いたくないという人も多いのでは。
花粉症には昔から良いとされているお茶があります。今日は市販でも手軽に購入できて花粉症対策に良さそうなお茶について見ていきたいと思います。
花粉症に良いとされているお茶
花粉症に効果が期待できるとされているお茶がいくつかあります。
ルイボスティー
ルイボスティーは花粉症に良いとされているお茶です。ルイボスティーは人によっては「飲む漢方薬」と表現する人もいるお茶です。ではなぜルイボスティーが花粉症に良いとされているのでしょうか。
ルイボスティーが健康に良いとされている成分はこちらです。
- ピニトール
- 豊富なビタミンやミネラル
- 抗酸化作用
- 代謝アップ
ピニトールという成分は血糖値をコントロールする働きがあります。糖尿病や高血糖の人は免疫力が低くなります。花粉症は免疫力がうまくコントロールできていない人ほど起こりやすいということがわかってきています。
そして抗酸化作用もルイボスティーは高いお茶といわれています。SOD(スーパーオキシドジムスターゼ)という抗酸化成分をルイボスティーは含んでいます。
このSODという成分は野菜などにも多く含まれる成分で、活性酸素を抑えたり、傷ついた細胞の修復能力を引き上げる作用が期待される成分です。花粉症は、体内を酸化させる活性酸素の影響を受けている可能性が示唆されています。
そういった理由からもルイボスティーは健康に非常に大きく寄与する可能性が期待されるお茶なのです。今ではとてもメジャーなお茶となってきているルイボスティーです。スーパーマーケットでも気軽に購入することができるようになっています。
花粉症に限らず健康におすすめのお茶なので一度お試しになってはいかがでしょうか。
べにふうき茶
べにふうき茶というお茶があります。あまり聞き慣れないお茶ですが、このべにふうき茶というお茶が花粉症には効果的だと評価する人が増えてきています。
「べにふうき」とは、野菜茶業研究所(元農林水産省野菜・茶業試験場)にて育成され、1993年に命名、紅茶・烏龍茶系品種として農林登録された茶品種です。「べにふうき」は『べにほまれ(茶農林1号)』と『枕Cd86』の子供(茶農林44号)で、姉妹に『べにふじ』『いずみ』があります。
引用元:http://minorien.jp/chishiki/about_benifuuki.html
べにふうき茶は緑茶の系統のお茶の一種です。紅茶や烏龍茶の品種として登録された品種です。べにふうき茶の特徴は以下となっています。
- メチル化カテキン含有
メチル化カテキンという成分がべにふうき茶には含まれています。メチル化カテキンは、花粉症やアトピーなどのアレルギー反応を抑制する効果が期待される成分です。
メチル化カテキンはアレルギー反応に関係しているIgE(免疫グロブリンE)抗体やヒスタミンなどの炎症に関係した物質をブロックする働きがあることがわかっています。
- ストリクチニン
ストリクチニンというのはポリフェノールの一種です。べにふうき茶にはこのストリクチニンが含まれており、こちらも花粉症の症状に大きく関係しているIgE(免疫グロブリンE)抗体抑制に寄与するといわれています。
べにふうき茶はあまり近所のスーパーマーケットでは販売されていません。ネットでは頻繁に販売されていますので、いろいろお好みのものを探してみてください。特にこれでなければいけないというような物はべにふうき茶にはないものと思われます。
安全性の高い、出どころの信用できるお茶を選ぶようにしましよう。
参考サイト:医師監修スキンケア大学
花粉症でのどの違和感をおさえる対策
花粉症には、時々のどに違和感を感じることがあります。違和感だけでも気持ちが悪いのですが、人によっては喉に痛みが走る人もいます。しかしそもそもなぜ花粉症で喉が痛くなったり違和感を感じるのでしょうか。
花粉症の喉の違和感や痛みの原因
花粉症で喉に違和感を感じる場合には以下の原因が考えられます。
花粉症のアレルギー反応が喉でおこり炎症している
花粉症で症状が出るということはアレルギー反応が起きているということになります。喉に違和感があるというのはまさにアレルギー反応がのどで起きているということです。
のどに付着した花粉によって、炎症が起きている可能性があります。喉の痛みとなると風邪でない場合は花粉症が原因の可能性が高いです。
花粉症、喉の対策
うがいや花粉症ののど対策の薬なども薬局で手軽に購入することができます。薬を使いたくない方はなんといってもうがいが効果的です。人によっては緑茶でうがいをする人もいます。
お茶でのうがいで花粉症が収まりやすいかというと、そのような有効なデータはさほどないようですので、気にせず水かお湯でのうがいを試してください。
鼻うがいもおすすめ
花粉は鼻の粘膜に多く付着すればするほどアレルギー反応がおこりやすくなります。それに対して有効な花粉症対策としては鼻うがいというものがあります。
文字通り鼻にぬるま湯を通して花粉を洗い流す方法です。これに関しては鼻が水でツンと痛くならないキットが販売されています。薬局でも売られていることも多くなってきていますので、一度お試しください。
<鼻うがいの参考動画>
ハウスダスト、排気ガス、大気汚染
もし花粉が関係していないとなると、ハウスダストが原因ということもありえます。季節にかかわらずということであれば、自宅のほこり、ダニ、塗料などのハウスダストの可能性があります。
また自動車の排気ガスや大気汚染にも、喉の粘膜が敏感で痛みや違和感を感じる方も少なくないです。自宅であれば空気清浄機や加湿器をうまく活用して軽減することが可能です。
口呼吸
意外に多いのが口呼吸です。季節的なものが関係していないとすれば、口呼吸が癖になっていて喉が乾燥し荒れている可能性があります。
特に夜寝ている間だけ口呼吸になっていたりすると、喉に違和感を感じたり、乾燥で痛みを感じるような炎症を起こすことがあります。
口呼吸は長期的に見れば、体内に有害な物質をダイレクトに取り込みことにもなり、将来的に健康を害する可能性があります。
就寝中は加湿器を使うか、マスクをして喉の乾燥対策を施すことが重要です。肥満であると口呼吸になりやすいので、ダイエットも口呼吸を防ぎ、喉の違和感や痛みのリスクを減らすことに繋がります。
注目記事:バスソルト浄化効果やお風呂以外での使い方!岩塩を使ったバスソルトの作り方!!
まとめ
- 花粉症にはルイボスティーやべにふうき茶が良い。
- その理由にはアレルギー反応に有効な成分が各種含まれている。
- 喉の違和感の原因には花粉、大気汚染、口呼吸など要因がある。
花粉症に良さそうなお茶はルイボスティーやべにふうき茶が評判が良いです。お茶自体にはカテキン(ポリフェノール)が多く含まれており、健康にはもってこいです。