今現在、感染予防対策として誰しもが日常の中で習慣化しつつある事の一つとして、手のアルコール消毒ではないでしょうか。外出先のお店でアルコール消毒をさせられる機会も多いですし、外出後もアルコール消毒を徹底している方も多いはず。
あれ?なんだか最近肌荒れしてる( ;∀;)けど、冬になって乾燥してきたせいじゃないかな、なんて思っていても意外と原因はアルコール消毒かもしれません。そんな殺菌効果のあるアルコール消毒のお肌への影響と改善方法についてご紹介します!
アルコール消毒がお肌に与える影響
一日の内に何度となくアルコール消毒をしたり殺菌効果のあるハンドソープで頻繁に手洗いを繰り返して、ふと気が付くとお肌がいつもよりカサカサ荒れていたり、酷い人になるとパックリひび割れてしまっている方も。
殺菌効果のあるハンドソープやアルコール消毒液がお肌に触れるとお肌はいったいどうなっているのでしょうか。私達のお肌にはバリア機能、つまりはうるおいを保とうとする機能が元々備わっています。
お肌の表面にある皮脂膜がお肌の中にある水分を守ってくれたり、外からの刺激や微生物などから守る働きをしてくれているのですが、アルコール消毒や手洗いを繰り返す事によってその大事な皮脂膜までがはがれてしまうのです。
この皮脂膜が弱まる事、つまりはバリア機能が低下する事によってお肌の中の水分は外へと、どんどん蒸散しやすくなりますし、外からの刺激にも敏感に反応してしまいダメージを受けやすい状態になってしまいます。
アルコール消毒に限っていえば、アルコール消毒液をたくさん手にとっても通常の水と違ってかなり早く蒸発し乾きますよね。その時アルコール消毒液だけではなく、お肌に必要な油分まで一緒に乾いてしまっているのです。
つまりはアルコール消毒液で手を消毒すればするほど、アルコールウェットティッシュで手を拭けば拭くほど、油分が除去されお肌がどんどん乾燥していってしまい、寒い乾燥した季節が重なるとなおさらお肌の乾燥はひどくなります。
そうして乾燥が進みあまりにバリア機能が低下すると、刺激を受けやすいのでアレルギー反応が起きてしまったり、あかぎれなどがおこり、その傷口から菌が入ってしまう危険もあるため、そこまでになる前に改善が必要です。
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肌荒れの改善方法は?!
手洗い方法も気をつける
油分を持って行かれてしまって乾燥してしまうからといっても感染予防のためにはこまめなハンドソープを使った手洗いやアルコール消毒は欠かすわけにはいきませんよね。
では、どうすれば出来るだけ肌荒れをおこさずに、荒れてしまったお肌を改善出来るのでしょうか。肌荒れの改善と出来る限りの予防は、手洗い方法からポイントがあります。
まずはハンドソープで手洗いをする場合、出来る限りお湯は避けお水で洗いましょう。これは手洗いの最中にお湯でも油分が奪われるので、それを少しでも軽減するためです。
それからハンドソープはしっかり泡立ててから手を洗いましょう。これは手洗いの際に手と手による摩擦をによっても角質層がはがれバリア機能が低下してまうので、それを軽減するためです。
次に手を洗い終わったらハンカチ等でしっかりと手の水分をふき取ってください。これは手に残った水分があるとお肌に必要な水分を奪いながら蒸発していまうので、それを避けるためです。
そして、一番大切な事ですが、保湿です。これは手洗い後だけでなく、アルコール消毒をした後にもそのつど、そのつどハンドクリームなどによる保湿をしてください。
もちろんアルコール消毒した直後でなくても、手が乾燥してるなと感じるたびにこまめに保湿してください。(※使用する保湿クリームの商品に記載されている用量は守った範囲で)
こまめに保湿あるのみ!
保湿クリームはさまざまな成分がありますが、カサカサがかなり気になって早く改善状態の場合は尿素配合のものがおすすめです。尿素には硬くなった角質層を柔らかくしてくれて新しい細胞の働きを促してくれる働きがあるそうです。
ただ、こういったタイプに保湿クリームでいい香りのするものはまだあまり見かけません。そんなにまだ肌荒れがひどくなくて、香りも重要だよ!って方にはシアバターなどは保湿力が高いのでおすすめです。
いろんな香りの物が販売されているのでお気に入りの香りが見つかると思います。ですが、テクスチャーが重めなものが多いです。なので、日常生活で手がクリームでべたべたするのが苦手という方には不向きかもです。
ですから、例えば日中はさっぱりしたタイプの保湿クリームを使い、夜寝る前にシアバターでしっかり保湿して就寝するのもいいかもしれませんね。シアバターをたっぷり塗って夜用の手袋をつけて寝るとかなり効果的です。
もし、あかぎれがひどかったり、アレルギー症状などが出ている場合は、とてもお肌が敏感になっている場合があり今まで大丈夫だったハンドクリームでも悪化する場合があります。
そんな時に無難なのはワセリンです。ワセリンは病院の治療にも使われアレルギー症状が起きにくいとされれいます。ですが、もし改善がみられなかったり肌荒れがひどい場合は早めに皮膚科を受診されることをおすすめします。
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まとめ
- アルコール消毒はお肌の油分も蒸発させてしまう
- 手洗いは出来るだけお湯を使わずお水で行う
- ハンドソープは泡出てから使う
- 手洗い後しっかりと水分を拭く
- アルコール消毒、手洗い後には必ず保湿
アルコール消毒液や頻繁な手洗いはお肌にとても負担がかかる事ですから、手荒れが悪化する前にこまめな保湿である程度は改善に期待出来ます。お肌を清潔に保ちながらしっかりしてお肌をいたわってあげましょう(⋈◍>◡<◍)。✧♡