リコピンというの名前はほどんどの人が耳にした事があるのではないでしょうか。しかしちゃんとしたリコピンの効果やどのくらい効能の期間があるのかをご存知の方は案外少ないようです。
ですから今一度リコピンについて詳しい情報をおさらいがてら、ご紹介したいと思います。それからリコピンはトマトというイメージですが他の食材にも含まれています。
リコピンは摂りたいけどトマトが苦手という方の為にもトマト以外にリコピンを含む食材を紹介したいと思います。
リコピンの効果効能と持続期間
リコピンとは
リコピンはたカロテノイドという自然界に存在する脂溶性の天然色素の1群に含まれる赤色の色素成分でトマトやピンクグレープフルーツやスイカなどの野菜や果物に含まれています。
リコピンが属するカロテノイドという色素群活性酸素を除去する抗酸化力をもっているのが強い事が特徴です。代表的なものとしてはαカロテン・βグルカン・ㇽティン・リコピンなどです。
なかでもリコピンはこれらの成分から群を抜いて抗酸化作用を持っている事が分かっています。βカロテンの2倍、ビタミンEの100倍もの抗酸化作用の力をもっているんです。
活性酸素は悪い物というイメージが強いと思いますが、実は違うんですよ。活性酸素は酸化力が強い殺菌作用により身体に入ってきた細菌を排除する役目をしてくれています。
ですから本来はとても重要な役割をしてくれ、必要なものなんです。ですが、活性酸素の酸化力の強さによって細菌をやっつけて細胞を守ってくれるだけではなく正常な細胞にも攻撃してしまうのです。
別名は悪玉酸素とも呼ばれる、この過剰になった活性酸素が増えすぎる事によって酸化した細胞は老化が早まったり、シミやシワ、肌のトラブルなども活性酸素が影響しているといわれています。
そうして細胞がダメージを受ける事で身体はサビた状態になってしまって、ガンや動脈硬化などの生活習慣病のきっかけとなってしまいます。活性酸素が増えてしまう原因はさまざまあります。
強いストレスを感じてる人や、紫外線を沢山浴びる機会が多い人、喫煙者、食生活が乱れている人、激しい運動をする習慣のある人などは一般的に活性酸素増やしているといわています。
喫煙者の方は1本数だけで血中のリコピンの濃度が40%ほど減少するといわれています。しかし生活スタイルを改善するのは難しくても活性酸素を減らす方法はあります。それはリコピンの力を借りる事です。
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リコピンの効果
リコピンでアンチエイジング
老化の原因の一つである活性酸素。リコピンをはじめとするカロテノイドは活性酸素の中でも特に一重項酸素と呼ばれるものに対する除去能力が高い事がわかっています。
活性酸素が除去する働きがあり高い抗酸化作用があるますのでリコピンには老化防止の働きがあるといえます。さらにはリコピンにあはシミの原因になるメラニンを生成するチロシナーゼの働きを抑制する効果があります。
なのでリコピンは美肌効果を美白効果の2つも効果があるんですね。
リコピンで血流改善・生活習慣病の予防や改善
リコピンは動脈硬化や高血圧、糖尿病といった生活習慣病の予防や効果が期待できます。リコピンの持っている強い抗酸化作には悪玉コレストロールの酸化を抑制する働きが関係しています。
血流が悪いと身体の隅々まで栄養が行き渡らず体温調節も難しくなります。血流の流れを悪くする原因のひとつが血栓です。血栓は血液のコレステロールが酸化する事によって起こります。
過剰に発生した活性酸素が血中の悪玉コレステロールを増加させ血栓を生成して血流を悪くしたり血管を傷つけることが原因の一つです。コレステロールを酸化させる活性酸素を除去する働きを持つリコピン。
そんなリコピンで血流をよくする効果が見込めます。さらに、リコピンは血中のアディポネクチンという糖尿病や動脈硬化を予防する作用をがあるタンパク質を増加させてくれる働きがある事が分かっているそうです。
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リコピンを摂取してから効果の持続期間は?
リコピンは体内で生成されない上、摂取したリコピンも一定量は蓄積できない事から絶えず摂り続ける事が大切です!
研究によってはリコピンの効果を得る為には毎日15㎎以上摂取する必要があるといわています!
リコピンを含むトマト以外の食品の食べ方!
リコピンを含むトマト以外の食品
リコピンを摂りたくても意外とトマトが苦手な人って多いんですよね。そんなトマトが苦手な方におすすめのトマト以外の食品は基本的に赤色をしている食品にはリコピンが含まれています。
スイカや柿、杏子やピンクグレープフルーツなどにリコピンは含まれています。100gで比べて見ると
- トマト 100g:3.0㎎
- ミニトマト 100g:8.1㎎
- ピンクグレープフルーツ100g:3.2g
- スイカ 100g:3.2g
- ローズヒップ100g:23.3㎎
と100gで比べてみるとミニトマトがダントツ多く次にはトマトより多くピンクグレープフルーツの方が多いんですね。ただトマトジュースになると沢山摂取できるので、おのずとリコピンの摂取量は増えますね。
ローズヒップも沢山含まれいますからトマトが苦手な場合はローズヒップティーかピンクグレープフルーツの100%のジュースがあればトマトジュースと同じように沢山摂取できるのでおすすめですね。
リコピンの食べ方
リコピンは熱に強いんです。ですからトマトジュースが苦手なら、トマトピューレを使ってパスタにし食べても良いと思いますし、鶏肉などのソースなどとして調理してトマトを摂取すると良いと思います。
でもトマトの味がどうしても苦手な方はローズヒップティーが一番おすすめです。脂溶性のリコピンは身体に吸収しにくいので油や牛乳などと一緒に摂取する事が吸収率もアップして望ましいです。
リコピンは加熱する事でその食品の細胞が壊れリコピンはリコピンの構造がトランス体という身体が吸収しにくい形からシス体という吸収しやすい形へと変化します。ですから熱を加えた方が吸収率があがります。
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まとめ
- リコピンでアンチエイジング効果に期待
- リコピンで血流改善の効果に期待
- リコピンで生活習慣病の予防、改善の効果に期待
- リコピンが含まれている食材はローズヒップ、ピンクグレープフルーツ、スイカ等
- リコピンは熱を通すと吸収されやすい
- リコピンは出来るだけ毎日15㎎摂取する事
リコピンの効果はさまざまありましたね。トマトの苦手な方はローズヒップティーなどがら摂取するのがおすすめですよ。トマトが平気な方はトマトジュースを朝一番に飲む事がおすすめです!(⋈◍>◡<◍)。✧♡