中国茶のひとつのプーアル茶。独特の香りがありますがプーアル茶の効果効能は高いものがあるといいます。ダイエットの効果がある事はご存知の方も多いかもしれませんが、今回はプーアル茶を少し深く掘り下げ美味しい熟成期間ややかんを使って美味しく味わえる方法をご紹介します!
プーアル茶の効果や熟成期間の違い
プーアル茶とは
プーアル茶は中国茶の一種で雲南省産の緑茶を発酵させて長期間熟成させたお茶です。茶葉を発酵させる過程で没食子酸(ぼっしょくしさん)を生成します。
没食子酸とは脂肪を抑える働きがあり、ダイエット効果が期待されているという成分です。中国茶には細かく分類すると6種類に分類する事ができます。
- 緑茶
- 黄色
- 白茶
- 青茶
- 紅茶
- 黒茶
その中でもプーアル茶は『黒茶』に分類されます。黒茶に分類されるプーアル茶は刺激が少なくて健康維持に効果的なお茶です。
プーアル茶は発酵期間が長く発酵度が高くなるほど体への刺激が減少するという特徴があります。その中で『黒茶』はそのたの5種類のお茶と違って2回発酵させる『後発酵』という名の製法で作られています。
プーアル茶は発酵期間が長く熟成期間の長さによっては刺激だけでなく、風味や味わいまでもが大きく変わってくるといいます。
そしてワインのように古いもの程珍重されていてヴィンテージ茶として価値が高くなっています。茶葉の種類も一つではなく日本茶のように、ぱらぱらした茶葉のももあれば固形になっている固形茶と呼ばれてい茶葉もあります。
プーアル茶のカフェイン量は多い?少ない?
プーアル茶のカフェイン量は結論として少なめです。一日のカフェイン摂取量はおおよそ300mgくらいまでと厚生労働省でも見解が出ています。参照:厚生労働省
<カフェイン量比較 150mlあたりの含有量>
- コーヒー 90mg
- 煎茶 30mg
- 玉露 180mg
- 紅茶 30mg
- コーラ 34mg
- プーアル茶生茶 30gm
- プーアル茶熟茶 それ以下(熟成具合によりけり)
プーアル茶の場合、カフェインの量は生茶なのか熟茶なのかで含有量は違ってきます。生茶は概ね150mlのお茶の量に対してカフェインは30mg程度。熟成したお茶はそれよりも大幅にカフェイン量が少なくなるといわれています。
ですので、カフェインを気にされる妊婦さんや女性の方は、プーアル茶の場合は上記の理由から熟茶を飲むことが低刺激なのでお勧めです!
ノンカフェインということであれば、ルイボスティーなどがカフェインが基本的に含まれていないのでそちらが確実でしょう。
参考記事:ルイボスティーの飲み過ぎは太る!?副作用や子宮筋腫への効能を調査!
プーアル茶の発酵期間による風味・味わいの違い
プーアル茶は発酵が浅い状態が一番発酵臭が強くプーアル茶の独特の香りが強いです。さらにそこからプーアル茶の発酵が進むにつれて麹菌酵素が増加することによって、独特な香りがおさえられるので風味も味わいもまろやかになります。
プーアル茶に期待される効果・効能
それではプーアル茶の期待できる効果・効能を見ていきましょう。
プーアル茶の効果・脂肪燃焼
プーアル茶には、体内の中性脂肪を燃やす時に必要となる酵素、「リパリーゼ」という酵素を増やす働きがあります。ですから体内に蓄えられた中性脂肪が燃焼されるための準備の形である「遊離脂肪酸」に変化します。
遊離脂肪酸になると運動などで燃焼されてくれるのでダイエットの手助けをしてくれる効果にやや期待できます。ただあくまでもダイエットは摂取カロリー量に比例します。
食事制限や消費カロリーを増やすことが最もダイエットには効果的です。お茶ではそれほどの効果は期待できませんので、ご注意を!^^;
プーアル茶の効果・脂肪吸収のブロック
脂肪を体内に取り込むと、分解されその後に体内に吸収する仕組みになっています。つまりは分解されなけば吸収されないということになります。
プーアル茶に含まれる含まれる「カテキン」と「没食子酸」が脂肪を乳化してしまう担汁に結びつき、担汁の働きを制限することで脂肪が消化吸収されるのを防いでくれます。
乳化されなかった脂肪はそのまま吸収されることなくそのまま排出されるでの中性脂肪が増えてしまうのを防いでくれる効果に期待できます。
プーアル茶の効果・便秘の改善・アンチエイジング・美肌
プーアル茶には「ポリフェノール」が多く含まれています。老化の原因といわれている体の酸化させしまう活性酸素を取り除いてくれ、胃腸の働きを活発にしてくれます。
腸内環境がみだれたり弱ったりすると便秘になってしまったりします。本来は便となって排出されるべき毒素や老廃物が体内に長くとどまる事になり肌トラブルが起こったりします。
「ポリフェノール」が胃腸の働きを活発にしてくれる事により、腸内の善玉菌が増え、腸内環境の改善便秘の改善、抗酸化作用によりアンチエイジングの効果に期待できます。
プーアル茶の効果・むくみ防止・デトックス
むくみの原因はさまざまあります。塩分の取りすぎ、タンパク質やミネラル不足、筋肉量不足、自律神経の乱れ、デスクワークなどが原因でおこるむくみ。
そんなむくみに効果的なのがポリフェノールの一種である「タンニン」です。プーアル茶にはこのタンニンも豊富に含まれています。タンニンには血流をよくしてくれる効果があります。
血流がよくなれば、新陳代謝が活性化しますし、コレステロールや老廃物を排出する作用もあるためデトックスを、利尿作用が高まりむくみの解消の効果が期待できます。
プーアル茶の効果・免疫力アップ
すでにプーアル茶にはポリフェノールやカテキンが多く含まれている事はすでにお話しましたよね。この「ポリフェノール」と「カテキン」はとても優秀で免疫力アップや殺菌作用も持っています。
さらにプーアル茶はタンパク質・ビタミン・ミネラル・マグネシウムなど17種類のアミノ酸が含まれています。ですからいろいろな病気を予防してくれる効果に期待できます。
プーアル茶の効果・冷え症の改善
プーアル茶の製造過程で「発酵」という手間をかけられています。発酵茶のプーアル茶は体を温める作用をもっていますので、冷え性対策の効果に期待できます。
過度な期待と飲み過ぎに注意!
プーアル茶の健康成分は確かに健康維持に期待できる良いものです。しかしダイエットに関しては個人的には食事のカロリーと消費カロリーの割合が最も重要で、お茶自体に強力にダイエットを促す作用があるとは思いません。
ですので、食事にプーアル茶、もしくはそれ以外のお茶を少し飲んだからといって痩せることは考えにくいと思います。ダイエットの効果を上げるための考え方として、食事の前にプーアル茶を1杯飲んでから食事をし、食後にまた1杯飲む。
こうすれば、食事量そもものが少し減り、お茶の健康成分も多めに摂り入れることができます。結果としてダイエットに繋がることは多いに期待が持てます。
上手にお茶を活用して、摂取カロリーを減らすように工夫してみてください。(^o^)
参考サイト:医師監修マイナビウーマン
プーアル茶のやかんを使った美味しい入れ方
やかんでまとめて作る入れ方
- やかんに水(軟水だと味が引き立ちます)を入れます(1リットルに対して3g~5gほど)
- やかんのお水が沸騰したらいったん火を止めます。
- 少し茶葉にお湯をかけて【洗茶】をします。
- それから茶葉をやかんにいれます。(煮だしません。)【固形の茶葉で洗茶をしない場合は固形のままやかんに入れてください】
- そのまま10分~15分ほど待って湯温が常温程度にさがったら茶葉が入らないように別の容器に移して出来上がりです。
洗茶とは
茶葉をあらう事です。洗茶が必要なプーアル茶は中国から無加工で入ってきたものには必要な場合が多いといわれています。
しかし一方では最初の茶湯を捨てるのはもったいないと言われる方もいらっしゃるので洗茶に関してはお好みで行ってください。
※プーアル茶を急須を使う入れ方のは、日本茶を入れる要領でいれていただければ美味しくいただけます。プーアル茶は種類が多いので、茶葉と湯の比率は購入されたお店の方に確認してください。
まとめ
- 脂肪燃焼
- 脂肪吸収のブロック
- 便秘の解消
- アンチエイジング
- 美肌
- むくみ防止
- デトックス
- 免疫力アップ
- 冷え性の改善
たくさんの美容効果があるプーアル茶ですが、一時的にたくさん飲んだからといって効果に即効性がでるわけではありません。
プーアル茶の効果的に飲むには一定期間は継続して飲んでください。そしてなるべくホットで少しずつ分けてこまめに飲むことがプーアル茶の効果が最大限はっきされてあなたの強い美容のサポート役となると思います(⋈◍>◡<◍)。✧♡